●【動物編 鳥類】Top  
 観察時期
冬は大部分が南方へ渡る
 形態・分布・生態的特徴等
●京都府の鳥
●レッドデータ 京都府:要注目種
●形態:全長50cm、翼開長120cm
●特徴:フィリピンからオーストラリア近海で越冬し、2月下旬頃になると繁殖のため日本近海の離島に帰ってくる。アジ、サバ、イワシなどの小魚を捕食する。5月中旬〜6月中旬−交尾、6月上・中旬−産卵(1個)、約53日間抱卵、8月中旬−ふ化、70〜80日後 育雛。親鳥は11月初旬までに幼鳥を島に残したまま南へ渡る。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 冠島(かんむりじま)では約3万5千羽が集団生息しており、大正13年(1924)に「オオミズナギドリの繁殖地」として国指定天然記念物に指定されました。冠島は常緑広葉樹で覆われており、木の根元に巣穴を掘って繁殖します。この鳥はほとんど羽ばたかず、海上をなぎるように飛ぶのでその名がつきました。朝の暗いうちから木や斜面に登り、海へ飛び立ち夕方巣穴に戻ります。秋に親鳥が島を去ってから、幼鳥は独力で飛行訓練をし11月に南の国へ渡る途中、市内で落下して保護されることがよくあります。また、群れになって魚を追う姿から漁師が「魚群を知らせる鳥」としてサバドリとも言いました。

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