●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 古代から人びとは山や川の恵みのもと、四季を通してこの里山の環境に育まれ、人や動植物はみな共存してきました。自然環境に配慮された農法を採用するなど里山を守る村人の姿はどこか懐かしいものを感じます。そんなのどかな里山の雰囲気を感じているなかで忽然と現れる白壁には圧倒されます。般若寺(寺伝では天台宗の高僧恵心僧都(えしんそうず)が10世紀末に開基)です。のち、廃寺となり延宝8年(1680)穏山普月禅師(いんざんふげつぜんじ)が曹洞宗の禅刹(ぜんさつ)として再興したものです。人びとの文化と歴史がうまく融合されたこの風景をいつまでも残していきたいものです。