●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 七日市(なのかいち)地区と公文名(くもんな)地区の境に「真名井(まない)の泉(一升)」と呼ばれる湧水を源とする水路があり、江戸時代、藩が「御水道(上水道)」として管理し、田辺(たなべ)城内のほか、一部城下町へも配水されました。この水は、透明度が高く、魚や亀が生息し、水生植物も生育しています。「白雲山(はくうんざん)から三本の矢が射られ、落下したところから清水が湧いた」という言い伝えがあります。このほか、「しゅうず」「三合」「五合」「幾白池(いくしろいけ)」などの湧水があります。のどかな田園風景だったこの地域も、宅地化が進み、水路も一部を除きコンクリート化しています。この湧水・生態系を子孫に残していきたいですね。