●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 浅い海の底には、水の流れで砂粒が移動して漣(さざなみ)のような模様がよく見られますが、それが漣痕(れんこん・リップルマーク)です。岡田由里(おかだゆり)地区の上野砕石場にはその漣痕が残っています。約2億4000万年前の中生代初期の三畳紀、この辺は浅い海で近くの陸地から運ばれた砂に漣痕ができ、すぐに砂や泥が堆積して固い砂岩になったので、化石漣痕と言われています。貴重な財産として現状のまま保存したいものです。また、さざれ石(細かい石)が固結した礫岩も見られます。なお、見学の際には、事前に上野砕石(株)(0773−83−0087)への連絡が必要です。