●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 舞鶴鉱山は池内(いけうち)地域の別所(べっしょ)、上根(うえね)、寺田(てらだ)地区にあり、銀、銅、鉄を産しました。戦国時代末期に銀山として開発され、江戸期は銅を採掘し、幕末には田辺藩が精錬した銅で各藩の沿岸警備のための大砲を鋳造したと言われています。明治に入り、日本鉱業 横山氏の所有となり、最盛期には50人程従事していましたが、大正の末に廃坑になりました。別所の暮谷坑(くれだにこう)には、鉱山を水害から守るためと思われる「野づら積み」の砂防堤が7ヶ所あります。また、精錬所跡もあり、赤い鉱滓(こうさい)や黄鉄鉱が採集できます。坑口の上流には三段の不動の滝が望め、秋の紅葉時に訪れたいものです。

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