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平成24年12月28日 仕事納めに伴う部課長会での市長訓示

[2016年4月13日]

ID:976

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仕事納めに伴う部課長会での市長訓示

 平成24年の仕事納めにあたりまして、この一年を振り返えりまして私の思いを述べたいと思います。
 まずもって今年一年、職員の皆さん、とりわけここに出席しておられる幹部の皆さんには、市政の推進にご協力いただきましたことに対しまして、この場をお借りし厚く御礼を申し上げます。

 さて、この一年を振り返ってみて職員の皆さんにとってどのような年だったでしょうか?
 私にとりましては、さまざまな事業を順調に進めることができた本当に充実した一年でありました。
 
 昨年の2月に市役所に登庁したときに、民間企業の経営感覚をもって、慣習にとらわれず、時代の変化に即応した行政運用の重要性を強調してきました。役所は顧客である市民の皆さんの役に立つサービス業であり、そのためには顧客ニーズの把握や顧客満足度の向上が求められ、そういった事を実施するためには、専門性を高めることやコミュニケーション能力を高めることが求められるわけであります。そして、公務員には、一般的に欠けておりますコスト意識をしっかり認識し、スピード感をもって、仕事にあたるべきだと言ってきました。
 さらに、組織の縦割り構造に横串を入れることによる業務の効率化も必要であると述べてきました。そして、現地現場主義、何か事があると現地現場に行くことが、最優先されると、そういった事を言ってまいりました。
 また一方では、組織のリーダーは夢、ビジョンを語り、職員と共有することが重要であるとも述べてきました。

 私は市政を担うにあたっての信条と理念もさまざまな場面で述べてきたと考えております。努力が報われる社会が必要であり、真の弱者を助け合う社会が必要であり、そして信頼を裏切らない、約束は守り、感謝は忘れない、こういった信条につきまして、昨年度は167名の係長ミーティングで語りあい、今年に入りましてからは260名の主査ミーティングでもお話しました。さらに、すべての課長級に対して2回に分けた全体ミーティングで今後の舞鶴の将来像についても、皆さんに話しました。

 まちづくりを野菜の栽培で例えれば、種である政策が芽を出し、順調に花を咲かせるためには優れた土壌づくりが必要です。この土壌改良がまさに行財政改革であると私は考えております。いかに素晴らしい種でも悪い土壌であれば、枯れたり発育不全となり、収穫することはできません。優れた土壌になるためには、職員ひとりひとりがスキルアップをする必要があり、適材適所の人材配置も重要であり、さらには職員の意識改革も必要であると思っております。

 このような考えを常日頃から積極的に発信してまいりました。その結果、この2年間の間に本来ならば皆さん自身もすべきだと考えていた中でやっていなかったさまざまな行財政改革が進んできたと思っております。
 それは、適正な債権管理を実施するための条例づくりであり、公共施設のマネジメント白書の作成であり、公開事業評価の実施であります。さらに、人材育成基本方針の周知と職員の自己評価を実施しましたが、どのような仕事への取り組みが市職員に求められているのかという評価法の実施と、さらには人事考課といったものにまで発展していくべきではないかなと考えています。

 今、お話しましたように多くの行財政改革が着実に進行しております。その中で、うれしい事例が四つありましたのでお知らせをしたいと思います。
 その1つは若い職員から、市役所の窓口サービスのあり方を改善すべきではないかという意見をいただきました。時間外受け付けの拡充、現在は水曜日に行われていますが、毎週水曜日1回だけで良いのでしょうかという積極的な意見をいただきました。まさに前例踏襲や縦割り組織にとらわれず柔軟な思考をもって積極的に業務を遂行していこうという意識が確実に根づいてきたと感じている次第です。

 2つ目に、地域の課題要望において複数の担当課が関わる案件がありましたが、担当部署から要請があり、私が実際に現地現場に出かけて水道部、農林課、土木課の3つの担当部署の皆さんと立会いのもとで協議を行い問題解決の方針を決定した事案もありました。横連携の意識が浸透し始めているというふうに思っています。

 3つ目としましては、人材育成基本方針に掲げてあります担当する業務について、より高度な知識、技術を習得し、職務を遂行する能力を高める、そういった取り組みがグループで1つスタートしたことであります。本市には26名の保健師がおり、6つの課に配属されています。同じ保健師でありながら、職場によって大きく業務の内容が違います。それぞれ分野は異なっても同職種であり、協力し合いながら同じベクトルで健康づくりの目標を持って、市民に役立つ仕事がしたいとの思いから「保健師連絡会」が発足しました。私も連絡会に呼んでいただき、保健師の皆さんと2時間に渡り意見交換をしました。市民に信頼される職員であるには、それぞれが行政のプロフェッショナルであらねばなりません。保健師連絡会の先進的な活動を心強く感じたところであります。

 4つ目に、暮れに私に1通の手紙が届きました。11月に最愛のご主人を亡くされたご婦人からのお手紙です。要約して読み上げます。「お葬式など法要が終わり、世帯主死亡の個々の手続きに、西支所に寄せていただきました。役所に行くことはいつも主人任せであったので、不安で一杯でしたが、皆さんが快くお迎えして下さり、親切に言葉やさしく接していただきました。外が雨で、本当に冷えた気持ちもほっこりいたしました。次々と順序良く動作され親切に言葉優しく接してくださいました。主人の書類ばかりを重点に持参したばっかりに、私の分が抜けていて失敗はしましたが、それでも安心させてくださる言葉を上手に使って心細やかに教えてくださいました。経験の無い事柄で案じておりましたけれども、西支所のコーディネート、横と横との連携の素晴らしさを感じました」と言うものです。真摯で誠実に市民の話を聞こうとする態度、話しやすい雰囲気を備え、相手の意見を上手に聞き出して、聞き出す能力を身に付けること、お聞きした意見を整理し解決すべき問題がなになのか、解決に向けてどう言う道筋があるのか、市民と共に考え行動する第1歩として、大変嬉しくお手紙を見させていただきました。

 さて、平成24年度の政策目標は「住んでよし、働いてよし、訪れてよし」の選ばれるまちづくりですが、その目標となる方針は皆様ご存知の通りです。1つ目に「活力あるまちづくり」。2つ目に「安心のまちづくり」。3つ目に「市民に役立つ市役所づくり」。この3つでありますが、こう方針のもとで今年4月から頑張ってまいりました。

 そういったさまざまな皆さんの努力の中で、私は今年の舞鶴市の10大ニュースとは何だろうかということを検討してみたいと考え、市役所の13部署が選んだ86のニュースから私なりに選んでみました。
 今から言うものは順不同で、最初に言うものほど重要だと言うことではないことをご了解ください。
 1番目として、京都舞鶴港と韓国浦項港とのクルーズ客船試験運行が行われました。そして、来年以降に大型クルーズ客船が続々と舞鶴港にやってくるという流れができております。まさに活力あるまちづくりが着実に進んでいるというふうに感じております。
 2番目といたしましては、大連市と友好都市提携30周年にあたり、「日中友好の翼」が大連市を訪問したことであります。
 3番目といたしましては、舞鶴赤れんがパークがグランドオープンしたこと。
 4番目といたしましては、第66回全国茶品評会で舞鶴市が「かぶせ茶」の部門で産地賞の1位になったこと。
 5番目といたしましては、新たな中丹地域医療再生計画が国に承認され、その後着実に舞鶴市内の病院再編が進んでいることを大変うれしく思っております。
 6番目に、本市が、文化芸術創造都市部門で文化庁長官表彰を受けました。文化を大切にする、文化を好む、そういったまちは、私は成熟したまちだというふうに考えておりますので、非常にうれしく思っている次第であります。
 7番目には、舞鶴市出身の上田萌さんが世界ろう者卓球選手権大会で三冠を達成したという嬉しい知らせもありました。
 8番目には、中学校給食を市内の3校で開始したことであります。
 9番目として、舞鶴観測史上最大の積雪。
 そして最後に大飯原子力発電所の再稼働。
 以上が、私が選んだ今年の舞鶴市の10大ニュースであります。
 来年は、もっと素晴らしいニュースがお伝えできるように、皆さんとともに頑張っていきたいと考えております。
 
 もう少しで新年を迎えるわけですが、皆さんにも各人で1年を振り返っていただき、良かったことはさらに発展させるための方策を、悪かったことはリセットしてどのように立て直すのかという作戦を考えながら、しばらくの間、休養を取っていただき、エネルギーを蓄えられることを期待しております。
 わが舞鶴市には、大きな夢(ビジョン)があります。みんなで一致団結してその夢を実現したいと思っております。皆さんにとって、来年が良い年となることを祈念いたしまして私からの感謝と訓示といたします。

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