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平成28年12月28日 仕事納めに伴う部課長会での市長訓示(要旨)

[2016年12月29日]

ID:2466

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 平成28年の仕事納めにあたり、この1年を振り返り、感想とお礼を述べたい。

 まずもって今年一年、全職員の皆さま、とりわけここに出席しておられる幹部の皆さまには、市政の推進に格別のご協力いただきましたことに対しまして、この場をお借りし厚く御礼を申し上げる。

 さて、この一年を振り返り、皆さんにとってどのような年だったでしょうか?

 私にとりまして平成28年は、これまでの基礎固めの実績を活かし、本市が大きく飛躍する「飛躍元年」の年、基礎固めとして整備した環境を活かして具体的に行動する「行動元年」の年と位置付け、職員全員が一致団結する「全員野球」の体制で、この1年間、まい進してきたところである。

 「行動元年」の観点から、この1年間を振り返り、私の所感を少しまとめて述べてみたいと思う。


(1) 北陸新幹線京都府北部ルートの誘致

北陸新幹線京都府北部ルート 通称舞鶴ルートの誘致についてでありますが、結果は北陸新幹線の誘致には至らなかったが、全職員が将来の「舞鶴」のため、思いをひとつにして「全員野球」の体制で、地域と連携をして誘致活動にあたってくれた。職員一人ひとりの「行動」は、まさしく「行動元年」に相応しい「行動」であったと高く評価するところである。

 これまで、国益に資する「京都府北部ルート」の重要性を強く訴え、また、将来の山陰新幹線整備等を見据えた本ルートの優位性を広くご理解いただく中で、オール京都での誘致活動の展開、さらには山陰地方との連携強化が進展し、広域で要望活動をしていただけに、今般、北陸3県の狭いエリアの「速い」「安い」との意見が重視され「小浜京都ルート」に決定されたことは、大変残念であるというのが、私の率直な現在の思いである。

 しかしながら、整備新幹線は、「国土の均衡ある発展と地域の活性化の実現」を目的として、国民の税金を投入する「公共事業」であり、広く地域経済効果をもたらすことが強く望まれているものであることなど、これから述べる観点からも、私は、北陸新幹線・敦賀以西ルートとして「小浜京都ルート」を、このまま簡単に決定すべきではないと考える。

 先月11日に、国土交通省から示された利用者便益を基本とした費用対効果の調査は、建設期間15年、金利4.0%という条件設定のもと、京都府北部ルートは「1.0」を切る「0.7」の評価でありましたが、当該評価は、建設期間を短縮し、金利設定についても現状に合わせたマイナス金利で算定すれば、京都府北部ルートの評価を「1.0」以上にすることも可能なものであり、鉄道を専門分野とされる有識者の方からも、現行の費用対効果の検証方法には大きな課題があるとの指摘もなされているところである。

 また、京都府が算定した地域経済効果を踏まえた費用対効果においては、京都府北部ルートは最低でも「1.0」になることが示されたところであるが、今後、整備新幹線ルートの最終決定に向け、広く国民の理解を得るためには、利用者便益はもとより、地域経済効果と併せた費用対効果による検証についての議論が必要であることを、多くの国民に周知されるよう我々は努めなければならい。

  京都府域全体の発展に資する「京都府北部ルート」は、京都府が費用負担することは理解できるが、「小浜京都ルート」は京都府域にお地域経済効果は全くなく、利用者便益もわすかであり、京都府民が全ての費用負担をすることについて到底理解が得られるものでなく、私は関西広域連合で費用負担を検討すべきと考える。

 これまで、北陸新幹線のルート整備に当たっては、それぞれの県が、県全体において最適と考えられるルートを判断し、応分の負担をされてきたと理解している。しかしながら、今回は、既に開通している北陸の県知事が、京都府域全体の発展を鑑みず「一分一秒でも早く北陸と京都・大阪を繋ぐこと」を重視し、大半が京都府内を通るルートであるにも関わらず、注文をつけられるなど、京都府民の思いを踏みにじる言動であると、大変強い憤りを感じているところである。

 平成29年度からは、国において、「小浜京都ルート」の駅や詳細ルートに関する調査が行われ、その後、平成31年度からは環境影響調査が行われる予定となっている。この「小浜京都ルート」は、由良川の源流がある「京都丹波高原国定公園」を通過するルートで、今年3月25日に国定公園に指定されたばかりであり、今回のルート決定にあたり環境への影響について検討したとの文言はなく、今後、環境保全の観点からも様々な議論が行われることが予想され、ルート変更の可能性も出てくるものと考えている。

 私は、以上のような、整備新幹線の本来の目的、費用対効果の検証のあり方に関する議論や、環境影響調査、工事の整備方策の検討が進められる中で、「京都府北部ルート」が再浮上する可能性は十分あると考えており、さらなる理解と支援の輪を広げるための活動に積極的に取り組まねばならないと意を強くしているところである。

 そのような中、去る20日に開催されました与党整備新幹線建設推進プロジェクトチームの茂木座長からは、「幹線鉄道のネットワークの将来の実現に向けて、研究調査予算を大幅増額するなど真剣な検討を行う」との方針が示されたところであり、平成29年度予算案において「幹線鉄道ネットワーク等のあり方に関する調査」に関する予算が計上されたところである。これにより、今後、国において、30年後、50年後の日本の将来のあるべき姿を見据え、北陸新幹線と山陰新幹線の接続による「日本海側国土軸」の形成、「日本海・太平洋2面活用型国土」の実現に向けた検討が、本格的に開始されることになるものと考えている。 

 私は、これからも日本海側国土軸の形成を強く訴えていくとともに、この検討の中で、北陸新幹線と山陰新幹線を接続する結節点として、また、日本海側と太平洋側を結ぶ南北軸の結節点として、「小浜」がいいのか「京都府北部」なのか、どちらが相応しいのかについて、しっかりと議論がされていくものと考える。

 我々の住む北部5市2町は、「国防の拠点」、「海の安全の拠点」、「関西経済圏のエネルギー拠点」であり、南海トラフ巨大地震における高い「リダンダンシー機能」を備えている。加えて観光入込客数1,000万人、製造品出荷額6,400億円というポテンシャルは、福井市、敦賀市、小浜市3つの市の合計よりも多く、まさに生活圏、都市圏としてのポテンシャルの高い、日本海側関西経済圏の最重要地域であり、この地域の重要性を全国に知っていただければ、北陸新幹線と山陰新幹線の結節点は京都府北部であることは一目瞭然である。 

 これからが誘致活動の第二幕である。 

 安倍総理が提唱されている東京一極集中を打開し、全国を一つの経済圏に統合する「地方創生回廊の整備」に最も相応しいのは、北陸と京都府北部地域、山陰を結ぶ強固な日本海側国土軸である。そして、新幹線は将来の日本を支え続けるべき地域を高速でつなぐことがその使命であると確信している。

 小浜市からおおい町、高浜町を通り京都北部地域につながることは、福井県嶺南地方にとりましても大きな便益を生み、福井県にとっても良いルートであると思う。今後とも、京都府北部地域の発展と、日本海側国土軸の形成による日本海側地域全体の発展に向け、しっかりと取り組んでいきたい。正論は貫くのが私の信条である。


(2) 「ポリテクカレッジ京都」、「YMCA国際福祉専門学校」への進学奨励

  この件に関しては、今年度初めに少し苦言も申し上げたところであるが、今年は、「行動元年」に相応しい「行動」であったと、高く評価をしたい。「ポリテク」や「YMCA国際福祉専門学校」と市が、密接な連携のもと、担当部署が舞鶴市内だけでなく、中丹、丹後の全高校、兵庫県北部、福井県嶺南地方の30を超える高校の進路担当の先生の下に、幾度となく足を運び、入校生の確保に努めてもらったその結果、「YMCA国際福祉専門学校」については、平成28年度は、介護福祉学科、定員40名のところ24名の入校であったが、29年度は、現段階で、既に20名を超える学生を確保している。

 「ポリテクカレッジ京都」についても、オープンキャンパスに、去年の倍以上(220%)の高校生に、来ていただいており、優秀な入学生の確保も、大いに期待できるところである。また、地元高校生の市内企業への就職も、確実に成果として現れている。来春、卒業し、就職を希望する生徒の7割が市内企業に就職予定の高校もあるように聞いており、職員が意識をもって「行動」を起こし取り組んでくれたことを高く評価をしたい。


(3)移住、定住の促進

  移住、定住の促進については、空き家などを活用した「住宅の確保」や結婚のきっかけづくりの「婚活事業」、農地紹介などの「新規就農」、「舞鶴での働き先」の紹介、「移住後の生活プランの提供」など、さまざまな目的がある中で、それぞれの部署で、懸命に取り組んでもらったことは承知している。

 このように「移住、定住の促進」という大きなテーマは、ひとつの課で対応できる事案ではないことから、全体の「進行管理」や「その結果」に関し、責任の所在が、若干、曖昧になっているように感じるところもあった。来年度からは、「責任者」は、誰なのかを明確にして、その事案に関し責任をもって、「確実に動かす執行体制」と「職員が行動を起こす執行体制」を執ることができるよう、幹部の皆さんには引き続きお願いしたい。「移住、定住の促進」の中でも、空き家対策に特に力を入れて実施したいと考えており、今年の「成果」を、ぜひとも来年につなげて欲しい。

 

(4)地域づくり

 今年度「市民環境部」を「市民文化環境部」に改称し、「地域づくり・文化スポーツ室」を設置した。 「市民文化環境部」は、これまでの「人権啓発、環境対策、生活相談」など、市民生活に密接に関わる施策に、新たに「地域づくり支援、文化やスポーツ振興、図書館」など、市民の生きがいづくり、交流、地域活動に関わる施策を加え一体的に取り組むことによって、まちづくりの最重点事項である「心豊かに暮らせるまちづくり」の推進を図ろうと組織改編したものである。

これは私が提案した組織改編であるが、発足1年足らず、まだまだ、住民にも理解されて無く手探りの状況であるが、「心豊かに暮らせるまちづくり」を支える「地域コミュニティ」の再生、強化を図るため、「地域づくり」を担う人材の育成、そしてその成果を「まちづくり」につなげられるよう、なお一層の「行動」の喚起を期待するところである。組織改編で戸惑うこともあっただろうが、私の肝いりの事業が多くあり、来年も引き続きよろしくお願いしたい。

 

(5)人事評価制度

  「行動元年」と強い関連は無いが、本年度より管理職へ本格実施した人事評価制度について説明したい。この制度の本格実施までに丸5年を要したが、極めて重要な制度であり、他の自治体と比較しよく練られた評価制度であると私は思っている。

  この制度を上手に活用し、部下への仕事の的確な指示や指示した仕事の進行管理、部下の人事管理、労務管理に至るまで、市役所の仕事の全てを、この人事評価制度を基本に進めてもらう。特に労務管理に気配りして欲しい。

また、本市の人事評価の特徴は、上司と部下の「面談」を必須の要件としていることである。「期中面談」は、前期の業務内容を踏まえ、後期に向けたフォローアップ(進み具合、達成状況の確認、助言指導、職務目標の修正、追加等)を行う貴重な機会であり、部下の「やる気」をさらに引き出す人材育成という大きな目的がある。

すでに、「期中面談」を終え、事務局からシートの内容について説明を受けたが、中にはこの意図が充分に理解されているのか疑問に思うものも見られた。上司と部下が話し合う面談が、本市の人事評価制度上、重要な役割を果たすことを、今一度、認識してもらいたい。

  平成29年度は、「係長への本格実施」と「係員への試行導入」の最終準備の年度となる。人事評価制度に関する「条例、規則、基準、マニュアル、苦情相談、審査申出」等のシステムについては概ね整備を終えたが、運用面においては、依然、共有すべき課題があると考える。

 今後、運用面の課題を解決しなければならないが、中でも部長や課長が作成する目標ツリーの質が極めて重要だと思っている。また、(期首、期中、期末)を活用して、上司は部下のキャリアから能力を的確に把握して、目標ツリーの難易度や目標仕事量を決めて、職員の人材育成、効果的、効率的な組織運営に努めてもらいたい。

 

 飛躍元年、行動元年に当たり、特に北陸新幹線の誘致に全精力の半分を費やしたと実感しているが、最後に毎年恒例の私が選んだ「平成 28 年舞鶴市 10 大ニュース」では、素晴らしいニュースを発表できることを嬉しく思う。 ニュースの選び方は昨年と同様、市役所の 12部課において、それぞれの担当部署での重大ニュースを選定し、集められた 89のニュース(重複含む)から、私自身が「舞鶴市 10 大ニュース」を選んだ。

その結果は次のとおりである。

 1 旧軍港4市に残る近代化遺産が「日本遺産」に認定

2 全国茶品評会 かぶせ茶の部5年連続「産地賞」(団体賞全国1位)

3 「舞鶴市乳幼児教育ビジョン」を策定

4 クルーズ客船過去最多の 17 回寄港

5 合計特殊出生率 2.09 パーセントで京都府下第1位

6 東京五輪におけるウズベキスタンのホストタウンに認定

7 舞鶴市・ナホトカ市姉妹都市提携 55 周年

8 国道 27 号西舞鶴道路工事着手

9 子どもなんでも相談 窓口の開設

10 城北・加佐中学校で小中一貫教育スタート  を選んだ。

  その他として、今年、本市は「クルーズ・オブ・ザ・イヤー2016」の2度目の受賞を始め、「ジャパンフィルムコミッションアワード優秀賞」、「日本イコモス賞2016」を受賞した。また、舞鶴観光協会が「産業まちづくり大賞」の観光庁長官賞に選ばれるなど、さまざまなタイトルを受賞することができた。

11月には皆さんの協力のおかげで「マニフェスト大賞グランプリ」を頂いた。まさに全員野球で、皆がそれぞれの役割を果たしてくれたことで「舞鶴」の名前を広く全国に伝えることができたと思っている。

 このまちは素晴らしい。舞鶴市が京都府北部地域の連携を強く推し進め、地方創生のモデル地域となるように来年以降も頑張りたいと思っているので、支援を併せてお願いし、お礼の言葉としたい。

本当にありがとうございました。

 


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