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 観察時期
7月中旬〜9月中旬(最盛期:8月上旬〜中旬)
 形態・分布・生態的特徴等
●形態:体長40〜46mm。体は黒色で赤褐色と黄褐色の斑紋があるが変化が多い。中胸背のW字状紋の上側方と、側縁の縦条斑は白粉でおおわれる
●分布:本州から九州。北海道、東北地方では主に平地に住み、本州中部以西では標高500〜1,000mの山地帯下部に生息。マツ林やスギ・ヒノキ林に多い
●特徴:鳴声は、低く太い震えを帯びた「ギー…」という連続音で、途中で3回前後の間奏音「ギッ、ギッ」の区切りの音を入れながら小枝などを移動する。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 舞鶴市では、青葉山(あおばさん)の標高約350mのスギ・アカマツ混成林より上のスギ、ブナ樹林の樹冠部だけに少数ながら生息しています。日本産のセミ33種の中で、舞鶴市内で生息が確認されているセミは、今まで8種類でしたが、平成19年に新しくエゾゼミの生息が確認されたため9種類になりました。エゾゼミは、高木の梢や小枝に逆さ(下向き)に止まって鳴くという面白い性質がありますが、これは天敵である鳥などに狙われそうになった時に、落下しやすい体勢になることで、自分の身を守ろうとする習性を持っているためではないかと考えられています。

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