●【動物編 魚類】Top  
 観察時期
4〜10月頃
 形態・分布・生態的特徴等
●淡水性魚類
●形態:体長10〜30cm
●分布:北海道南部から九州
●特徴:秋に川の下流でふ化し、すぐに海へ下る。5月頃、川をさかのぼり、上〜中流域で石に生えた苔を食べて成長する。成長したものは1平方メートル程度のなわばりを作る。寿命は1年。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 本来は日本の河川の中流にごく普通にいる魚なので、アユが棲めない川は相当に悪い状態との見方もあります。全国で放流が行われています。伊佐津川(いさづがわ)や由良川(ゆらがわ)で普通に見られ、放流も行われていますが、天然稚魚も遡上します。この魚は香りがあり、塩焼きが大変美味しい。また、内蔵「ウルカ」も珍味です。伊佐津川や由良川へ放流した稚魚の中にムギツクが混入し、それが今では多く繁殖している。ムギツクは体長5〜7cm。その種が本来いるべきはずのない川に生息するという問題が起きています。

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