●【動物編 魚類】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●レッドデータ 環境省:絶滅危惧類(VU)、京都府:絶滅危惧種
●淡水性魚類
●形態:体長3〜4cm。日本産の淡水魚のうち最も小さい魚。目が大きく、体は側偏する
●分布:北海道を除く全国各地、朝鮮半島、台湾、中国中・南部
●特徴:ボウフラやミジンコ、藻類などを食べる雑食性。産卵期は長く、水温が20〜25℃あれば、春から初秋にかけて産卵する。10日前後でふ化し、2〜3ヶ月で成魚となる。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 メダカは生息環境の変化や水質汚濁、さらには北アメリカから移入されたカダヤシとの競争などにより全国的に減少しています。それでも農薬の規制により回復してきた所もあります。この魚は全国各地で多数の方言があり、2,600を超える名前が収録されていると言います。飼育が容易で観賞用にされ、水槽では5年くらい生きますが、自然界では1年で死ぬものが多いようです。世代交代も早いことから、遺伝学の実験動物として利用され、人工的に作られた品種もあります。品種改良や性転換の実験など、養殖技術への応用が期待されています。