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 観察時期
通年(冬は冬眠)
 形態・分布・生態的特徴等
●レッドデータ 京都府:絶滅寸前種
●形態:体長(頭胴長)110〜130cm、体重40〜130kg
●分布:本州(特に長野)以南
●特徴:広葉樹林帯(ブナ林)に多く、西日本では個体群は小さく分断されている。1産1仔(稀に2仔)で条件が良ければ2〜3年に1回出産する。それでも個体群増加率は小さい。数千haという広大な行動圏を持つがなわばりを持たず、互いの行動圏は重複する。植物食に近い雑食性で木の実が重要なエサ。寿命20年以上。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 舞鶴市内では民家近くに出没するため、春先の子連れ期や冬眠からさめた時期、冬眠前には要注意です。鈴やラジオ等の音の出る物を持って歩くことが大切です。出会わないようにするには、痕跡やにおいに注意。もし姿を見つければ風下へ移動すること。クマは目があまりよくなく、そのかわり鼻が鋭いからです。山に入るときの心構えとして、左右の腰に護身用の武器を分けてぶらさげて持ち歩きます。左にタシロ(鉈)、右にマキリ(小刀)です。これは熊にくわしいアイヌの人々が山に行くための心構えです。「荒熊の 爪の痕ある 峰祠(駄々子) 」。