●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●場所:鹿原(かわら)神社の東側約100m(農道沿い)
●常緑高木
●地面から根を出したように見えるので「逆さ杉」と言われている
●白鳳10年(682)10月北国大地震の際、青葉山(あおばさん)より流れて来て生えたと伝えられている
●杉木大明神(すぎのきだいみょうじん)を享保年中(1716〜1736)に祀り、地元では崇めてきた
●娘のとき不老不死の薬といわれる人魚の肉を食べ800歳の長寿を保った八百比丘尼(はっぴゃくびくに)が、鹿原へ来たときに植えたという伝説がある。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 八百比丘尼の伝説は、諸国行脚の旅に出ているところから各地にあり、鹿原地区では庵を結んで暮していたところを「庵谷」(あんのたん)と言い、バス停の名称も「庵の谷」です。永享7年(1435)頃から文禄4年(1595)頃までの160年余り住み、あと福井県小浜市の空印(くういん)寺辺りへ行き入定しました。南丹市日吉町にも伝説があるそうです。また、「夜泣きの木」伝説もあり、これは逆さ杉の小枝を取り夜泣きをする子供の枕に敷いて寝かせると、夜泣きが止むとも言われています。逆さ杉の伝説は大江山にもあり源頼光(みなもとのよりみつ)の鬼退治から来ているようです。

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