●【植物編 草本】Top  
 観察時期
9〜11月頃(結実期)
 形態・分布・生態的特徴等
●日本固有種
●多年草
●分布:全国各地の山地の木陰に稀に生える
●葉:まばらに鱗片葉をつけるが、緑色の葉はない
●花:6〜7月に黄褐色の半開きの花をたくさん咲かせる
●果実:バナナ状で長さ6〜10cm、径は約3cmで赤く熟し異彩を放つ
●根茎は太く横にはい、地上茎は肉質でかたく黄褐色をしている
●腐生蘭(ふせいらん)で菌類と共生して栄養を得ている。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 和名の由来は「土に生えてアケビのような実をつける」ことにちなんでいます。また、「山伏の錫杖(しゃくじょう)」に似ていることから別名を「ヤマノカミノシャクジョウ」とも言います。漢方では果実を生薬名「土通草」(どつうそう)と呼び、強壮の薬として用いられています。6月下旬〜7月上旬に多祢山(たねやま)に登るとこの花を見ることができるかもしれません。

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