●【植物編 草本】Top  
 観察時期
6月〜7月頃
 形態・分布・生態的特徴等
●レッドデータ:京都府:準絶滅危惧種
●キノコ
●分布:湿気の多い竹やぶなどに生える
●タマゴ状の状態で数日間を過ごし、早朝伸び始めると生長は早く、3時間程で鐘状の頭部から美しいレース状のマントが地表近くまで垂れ下がる
●頭部は悪臭のする粘液におおわれている。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 多くのキノコは、数日で生長が終わります。キノコを意味する「タケ」は「猛々しい」、「長ける」からついたもので、生長の早い竹も同じ意味です。キヌガサタケ(衣笠茸)は、白いレースのドレスを着て茶色の帽子をかぶった美しい姿から「キノコの女王」とも呼ばれています。「衣笠」の意味を調べてみると「貴人にさしかける絹を張った長柄の傘」ということで、このキノコはそのような姿から名づけられたものだと思います。また、中華料理では高級食材として珍重されています。