あしあと
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■自分ごととしてとらえ、心無い言動をしないように!
新型コロナウイルス感染症に感染することへの不安や恐れから、感染された方やその家族、事業者などに対し、偏見・誹謗中傷などの心無い言動が社会的な問題となっています。本市においてもそのような状況が見受けられます。
感染された方を非難したり、特定したりするような行為、個人情報をインターネット等に掲載したり、これらの情報をむやみに拡散させたりすることは、絶対にしないようにお願いします。
■ワクチン接種を受けていない人への差別はやめましょう!
ワクチン接種を受けることは強制ではなく、感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解したうえで、自らの意思で受けていただくものです。また、体質や持病などにより、新型コロナワクチンを接種できない方もおられます。
接種していない人に対して、接種を強制することや差別・不利益な扱いが行われないようにお願いします。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、感染者や周りの方に対する偏見や差別が拡がっています。このことに対して、かつて激しい差別を経験されたハンセン病元患者の方々は、「日本人は痛ましい歴史に学び、二度と同じ過ちを繰り返してはいけない」と警鐘をならしています。
昭和初期に強制隔離を余儀なくされ、人々から恐れられたハンセン病。近代初期に世界で何千万もの人が死亡したスペイン風邪。中世ヨーロッパで猛威を振るい、ヨーロッパ人口の3分の1が死亡したといわれるペスト。その歴史において、差別や偏見が急速に拡がり、激しい人権侵害がおこりました。私たちはこのような同じ過ちを決して繰り返してはならないのです。
日本赤十字社は、新型コロナウイルスには3つの感染症があり、「3つの感染症が負のスパイラルで拡がっていく」ことを危惧しています。つまり、病気が不安を呼び、「危険」といったレッテルを貼ることで更に不安をあおり差別につながってしまうと、本来の敵が見えなくなってしまうのです。差別を恐れて熱や息苦しさがあっても受診をためらったり、公表をためらったりすることが、結果として、更なる病気の拡散や治療の手遅れにつながってしまうということです。敵は人ではなく、ウイルスなのです。
こうした負のスパイラルを断ち切るために、私たちには何ができるのでしょうか。
この状況が長期化する中で、差別につながる不安にふり回されないために、ウイルスに関する悪い情報ばかりにとらわれすぎていないか、安心できる相手とつながれているかなど、自分自身の気持ちやふるまいを見つめましょう。そして、今、自分ができていることを認めたり、今の状況だからこそできることに取り組んだりしてみましょう。
最前線で治療を続けてくださる医療従事者、治療を受けている人やその家族、生活必需品の配送者や販売者、小さな子どものいる家庭、高齢者など、皆さんがそれぞれの場所で、感染を拡大しないように必死でふんばっています。お互いが敬意を表し、一人ひとりの生活や気持ちの持ち方で、差別にストップをかけましょう。
舞鶴市役所市民文化環境部人権啓発推進課
電話: 0773-66-1022
電話番号のかけ間違いにご注意ください!