●【動物編 昆虫類】Top  
 観察時期
暖地:6月中旬、寒冷地:7月中旬
 形態・分布・生態的特徴等
●日本固有種
●形態:前翅長16〜18mm
●分布:北海道(渡島半島・奥尻島)、本州、四国、九州で、主に標高800m以上の温帯落葉樹林に生息
●特徴:食草はブナ科のブナやイヌブナ。樹上で生活しているが、強風の翌朝にブナ林の下草に多数静止していることもある。卵で越冬し、卵は食草の小枝の分岐部や細枝に1〜2個産みつけられる。年1回発生。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 舞鶴市内には標高800m以上の山はありませんが、青葉山(あおばさん)の頂上付近にブナ林があり、本種が確認されています。貴重な生息地の保全とともに、本種の存続を見守っていきたいと思います。荒天時の翌朝に下草をスィーピング(すくい取り)やビーティング(叩き網)して採集することができます。シジミチョウの和名の由来は羽を閉じている時の姿がシジミ貝の内側に似ていることからで、フジミドリシジミの和名は富士山で最初に発見されたことに由来します。

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