青葉山（あおばさん・標高693m）は、丹後と若狭の境にそびえる独立峰です。美しい山容から「若狭富士」と親しまれ、南西中腹には西国霊場の第29番礼所の松尾寺（まつのおでら・和同元年［708］唐の渡来僧 威光上人（いこうしょうにん）が開基、本尊 馬頭観世音（ばとうかんぜおん））があり、江戸初期から伝わる「仏舞」（ほとけまい・国指定重要無形民俗文化財・5月8日奉納）で知られています。また、7〜8月には青葉山固有植物であるオミナエシ科のオオキンレイカ（舞鶴市指定天然記念物）が黄色い花を美しく咲かせ、国蝶のオオムラサキが生息するなど、豊かな自然が残され、多くの登山者に親しまれています。

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