●【動物編 魚類】Top  
 観察時期
5〜7月頃
 形態・分布・生態的特徴等
●海水性魚類
●形態:体長35cm。下あごが尖って長い。
●分布:北海道以南の全国各地、朝鮮半島沿岸、黄海
●特徴:沿岸の表層でプランクトンを食べる。春から夏にかけて藻場で産卵する。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 サヨリはイサザとともに春を告げる魚です。舞鶴湾内では以前は多数の産卵が見られましたが、最近は湾内には少なくなりました。この魚は卵を海藻に産みつける習性があるため、埋め立てなどにより藻場のなくなった地域では減少が著しいと言われています。下あごが長く尖っており、これでエサとなるプランクトンをすくい取ります。しかし、稚魚の時は下あごが長くなく、体長2cm頃からこのように下あごがのびてきます。また腹の中が黒いことから「腹黒い」と言われますが、身は白く、美味しい魚です。「桟橋の灯に うちこごみ さより汲む(橙黄子)」。

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