通称「丹後富士」とも呼ばれ、春には白いタムシバの花が一面に山の斜面を染める舞鶴の名峰の一つです。鎌倉時代に、この山に山城が築城されたと伝えられており、日露戦争の頃にはロシアの侵入に備えて、山頂付近に堡塁（ほうるい）が築かれました。今は当時の赤れんが造りの弾薬庫などが残るのみとなっています。登山道は喜多（きた）地区からと下東（しもひがし）地区からの2ルートあり、山頂から舞鶴湾や由良川（ゆらがわ）が眺望できます。雲海の時期には五老岳（ごろうだけ）から見る建部山（たてべさん・標高315.7m）はまた格別です。

※文中の下線付き文字をクリックして詳しい情報をご覧ください。