●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 上漆原(かみうるしばら)地区の天然寺から山道をまっすぐに進み、由良ヶ岳(ゆらがたけ)への登山口を登ること約15分。樹間を通して真っ白な瀑布が現れます。由良ヶ岳を源とし、落差28m、幅3mの涸れることのない水量を誇る「真奥(まおく)大滝」です。前面には一抱えもあろうかと思える直立したスギ、右斜面から無造作に張り出したイタヤカエデ、絶妙の自然の構図の中、降りそそぐ木漏れ日は辺りを明るくし、やがて滝の飛沫の一粒一粒を光となして轟音と共に落ちて行きます。貞治4年(1365)愚中周及禅師(ぐちゅうしゅうきゅうぜんし)が大滝の下に庵を結び、この滝で斎戒沐浴(さいかいもくよく)し、禅の修行を行ったと伝えられ、天然寺(てんねんじ)との縁も深い大滝です。

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