●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●常緑高木
●雌雄異株
●分布:本州(関東・福井以西)、四国、九州
●葉:長さ5〜10cmの倒卵状楕円形で先は短く突き出る。枝先に集まって互生
●花:8〜9月頃、無柄の散形花序に淡黄色の花を数個咲かせる
●果実:長さ7〜8mmの倒卵状球形で翌年の夏に紅色に熟す
●樹皮:灰黒色で、まだらにはがれて白い鹿の子模様になる。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 吉田(よしだ)地区には、舞鶴市指定天然記念物の「しだれ桜」がありますが、そこから300mほど行ったところに、京都府下でも珍しい巨木「鹿子(かご)の木」があります。根回り9m、地上2.5m位で幹が分かれ、モチノキ科のタラヨウと蔦をからませて、傘状に葉を広げている姿に圧倒されます。昔から鹿子の木の傍らに祠が祀られています。カゴの語韻は「神の加護」に通じ、霊木視されていたのでしょう。その奥に奥上神社があり、ケヤキの大木の中にもう一本樹肌に斑点をちりばめたカゴノキが天に伸びています。

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