●【動物編 貝類】Top  
 観察時期
通年(漁期:5〜8月頃)
 形態・分布・生態的特徴等
●海産貝類
●形態:殻長(かくちょう)10cm、殻高(かくこう)20cm。殻はほぼ長楕円形。右殻はふくらみが弱く、表面ははがれやすい。桧皮葺き状。殻の内側は白い
●分布:北海道を除く全国各地
●特徴:潮間帯下に生息する大きく厚手のカキ。左殻の殻頂(かくちょう)部で潮間帯下の岩礁に着生する。寿命8年〜10年。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 冬が旬のマガキが1〜2年で商品になるのに対して、夏が旬の天然イワガキは5年以上もかかると言われています。京都府立海洋センター(宮津市)で生産された稚貝を用いて、漁業者による大型イワガキの育成に取り組まれています。舞鶴湾はエサとなる植物性プランクトンが豊富なため、育成期間が3年で300グラムを超える大型イワガキが育ち、「育成岩がき」として出荷されています。丹後の海の恵みとして有名にしたいものです。「かきの酢の 濁るともなき 曇りかな(虚子)」。

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