●【動物編 貝類】Top  
 観察時期
10月下旬〜12月初旬(浜際に打上げ)
 形態・分布・生態的特徴等
●海産貝類
●形態:殻長(かくちょう)12cm、殻高(かくこう)7cm。貝殻はメスの広くなった第2腕から分泌して作られ、プラスチックのように、いくらか弾力がある。殻口(かくこう)の両翼は張り出し、放射肋(ほうしゃろく)と竜骨突起は細くて数が多い。オスはメスに比べきわめて小さく1/20くらい
●分布:世界中の暖かい海。日本では主に黒潮流域
●特徴:暖海に棲み、最大20cmぐらいの舟形の貝殻を持つ。オスはメスの殻の中で同居する。舞鶴(若狭湾内)ではタコブネと呼ぶ。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 「この紋所が目に入らぬか。我が名はアオイガイなり。」そう、貝殻を写真のように二つ合わせると、アオイ(葵)の葉の形になります。そして貝殻の中には、意外にもタコが入っているのです。「貝の中にタコ?」と思う人がおられると思いますが、タコも貝の仲間なのです。この貝は若狭湾の秋の風物詩として、10月下旬より12月初旬の間、あちこちの砂浜に打ち上げられます。打ち上げられた貝はほとんどカラスにツツかれて穴が開き良いサンプルはとれません。浜に上がる前に網ですくい上げなければなりません。アオイガイが多く打ち上がる年は大雪になると言われています。

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