●【動物編 魚類】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●海水性魚類
●形態:体長10cm
●分布:全国各地の沿岸部
●特徴:内湾の藻場に生息。メスがオスの保育嚢(ほいくのう)に産卵し、オスがこれを保育する。オスの腹から、2mm弱の稚魚が生まれ、すぐに海藻にしがみつくことができる。プランクトン食である。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 舞鶴湾内でもしばしば見かける魚です。生息域としては、ホンダワラやアマモなどの生えた岩場を必要とします。しかし、埋め立てが進むと、当然、棲む場所を失います。和名の由来は、タツノオトシゴは「海馬」と書き、その顔が馬に似ているからという説や竜の子供に似ているからという説などがあるそうです。日本では食用とされませんが、中国では薬膳料理や漢方薬によく用いられます。また、あまりにも奇妙な姿をしているところから、16世紀の学者は魚ではなく、別の生き物と考えていたそうです。

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