●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 陽春の頃、古木と若木が枝を広げ地に着かんばかりに咲き誇る姿はあでやかで「吉田(よしだ)のしだれ桜」と多くの人に愛されています。天正8年から慶長4年(1580〜1599)に、この地に幽閉されていた公卿 中院通勝(なかのいんみちかつ)を慰めようと、歌の師でもあった細川幽斎(ほそかわゆうさい)が、京都吉田山(よしだやま)から桜を移し植えて、この地を吉田と名づけたのではないかと言われています。この縁で平成16年、吉田山大元宮(よしだやまだいげんぐう)の地に苗木が里帰りしました。苗木は京都府緑化センターで、ヒガンザクラの実生苗に古木の穂木(ほぎ)が接がれ、成功したものです。もう一本は三代目として境内に植えられ、可憐な花を咲かせるようになりました。古木、若木とも舞鶴市の天然記念物に指定されています。

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