●【景観・地形・地質編】Top
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜

 吉原(よしわら)地区は、西舞鶴市街地の北東、伊佐津川(いさづがわ)右岸に位置する漁業、海産物製造・加工業が中心の町です。田辺城の北側に位置していましたが、享保12年(1727)の火災により城下がほとんど焼失したとき、田辺藩の命により現在地に移住させられました。氏神の水無月神社の北方に網干場があり、文人で田辺藩家老を勤めた野田笛浦(のだてきほ)の「九景ヶ浦」(くけいがうら)の一つに選ばれ、「葭原曝網(よしはらのばくもう・朝靄に見え隠れする吉原の網干場)」として知られましたが、今は昔日の面影を偲ぶことができません。伝統文化として、府登録文化財の火祭り「吉原の万灯籠(まんどろ)」、民俗芸能「吉原の太刀振り」が現在も伝えられています。

※文中の下線付き文字をクリックして詳しい情報をご覧ください。