●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等

胸高周囲:3.8m
●場所:揚松明で知られる雨引(あまびき)神社奥の山中の人目につかない谷
●常緑高木。

 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 昔は高野(たかの)、女布(にょう)、野村寺(のむらじ)地区より城屋(じょうや)地区を通って、丹波峠(たんばとうげ・登尾峠(のぼりおとうげ))を越える街道があったと思われます。蛇ヶ池にはその昔大蛇が棲み、旅人や山道を行きかう人を襲いました。森脇庄左衛門宗坡(もりわきしょうざえもんそうは)の娘が隣村へ嫁ぎ、女布の実家へ里帰りの途中、大蛇に呑まれ一命を落としました。事の仔細を聞いた宗坡は大蛇を退治し、その頭を雨引(あまびき)神社に祀り、「揚松明」となって伝えられています。また、自然石でつくられた道標には「右たんば左山みち」、その下に城屋・野村寺・油里・女布と思われる文字(文政三辰正月 行者八十八)があり、綾部と舞鶴を結ぶ尾根越えの道があったのでしょう。

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