●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●京都府内で最大のカヤの巨木
●「京都の自然200選」指定植物、舞鶴市指定天然記念物
●推定樹齢800年以上
●高さ:26m、胸高周囲:5.3m、根回り5.7m
●場所:金剛院(こんごういん)の境内
●常緑高木
●金剛院開祖の高岳親王(たかおかしんのう)のお手植と伝えられる
●カヤは生長は遅いが長寿の木である。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 寺伝に金剛院の開祖高岳親王が四国霊場行脚のとき、別格第4番 鯖大師(さばだいし)から持ち帰られたものが奇跡的に活着したと言われています。金剛院縁起に「霊榧(れいひ)ヲ生ム処ニシテ蘭若ノ地(らんにゃのち)タルニ堪(た)フ(不思議なカヤの木があり仏道修行の適地)」と記されているそうです。カヤはその昔、「除魔調伏(じょまちょうぶく)の木」と考えられ節分にはその小枝を門口に立てる習慣がありました。また、種子から油をとり食用にしたり、灯火に使用されました。生の種子はヤニくさいですが、炒ると美味しいです。材は淡黄色でち密。特有の香り、光沢があり耐久性が高く、風呂桶や彫刻材などに利用されました。

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