●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●舞鶴市指定天然記念
●推定樹齢100年以上
●高さ:10m、胸高周囲:1.33m(標準の高さ:5〜10m、胸高周囲:0.6〜0.9m)にも達しており、標準をはるかに超えている
●場所:城屋(じょうや)地区の天王社(てんのうしゃ)付近の山中
●常緑小高木
●日本海側にあっては福井県を北限として若狭湾に近いところに偏ると植物学者の林弥栄氏が述べているが、現在ではほとんど存在していないものと考えられており、この木の存在自体が貴重なものである
●学術的には保存的価値が非常に高い。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 この木は地元で発見され、そのことを知った野村寺(のむらじ)出身の岸田久吉博士(農林省勤務)が、日本海側で分布の北限界にちかいところに胸高周囲1m以上の異例のサイズを超えた生存を高く評価して「国指定の天然記念物にしたい」との思いから、昭和21年に本田正次 東京大学教授が来鶴、視察され、その価値が認められました。しかし、その後は人々の記憶から忘れさられましたが、舞鶴市文化財保護委員会の故 杉本嘉美氏のご尽力により、昭和52年2月17日、舞鶴市天然記念物に指定されました。

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