●【植物編 木本】Top | ![]() |
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観察時期 | ||||||||||
9〜10月頃(結実期) | ||||||||||
形態・分布・生態的特徴等 | ||||||||||
●落葉低木 ●雌雄異株まれに同株 ●分布:全国各地の低山地 ●葉:卵形〜卵円形で先がとがる ●花:4〜5月頃に新しく伸びた枝の付け根に花穂(かすい)が出て、淡黄色の小花の房が垂れるように咲く ●果実:イチゴのような実をつけ、赤から深い紫色に熟する ●養蚕に用いられるクワはヤマグワと中国産のクワから品種改良された栽培品種が多い ●栽培種は野生種より葉の幅が広い。 |
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へぇ〜、そうなん! 〜なるほど豆知識〜 | ||||||||||
クワは養蚕として蚕のエサに利用され、その他に和紙の原料や果樹としても用いられていました。養蚕はもともと春に限られていましたが、その隆盛とともに研究が重ねられ、夏・秋にも行えるようになりました。それぞれの季節の蚕は、春蚕・夏蚕・秋蚕と呼ばれました。かつて、私たちの生活に関わった養蚕は化学繊維の進出によってすたれ、栽培桑は急速に少なくなりました。今となっては、子供のころ「お蚕さん」として学習飼育した事を思い出しながら、果実の「フナビ」を懐かしく食すにとどまります。「桑の実や 二つ三つ食して 甘っかし(村上鬼城)」。
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