●【植物編 木本】Top  
 観察時期
5月頃(花期)
 形態・分布・生態的特徴等
●落葉(半落葉)低木
●主に太平洋側(静岡県〜岡山県、四国)の低い山や林の縁に生える
●葉:秋を迎えると紅葉し、一部落葉する
●花:春、新緑とともに枝先に紫がかったピンクの花を数個ずつ開く。ガク片と花柄に線毛があって粘りつく。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 主に太平洋側で見られる花ですが、舞鶴市周辺ではよく見られます。なぜでしょうか?本州の南北には背骨のように1,000m以上の山が連なり分水嶺になっています。ところが由良川(ゆらがわ)と加古川(かこがわ)を分ける分水嶺は海抜95mと極端に低くなっています。ここは氷上回廊と呼ばれ、氷河期に南に追われていた植物が、氷河期が終わり再び暖かくなったときに、この回廊を通って北上することができたのです。また市周辺は北陸や山陰に比べ、雪が少なくモチツツジが生育することができるのです。

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