●【植物編 草本】Top | ![]() |
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観察時期 | ||||||||||
8〜11月頃(花期) | ||||||||||
形態・分布・生態的特徴等 | ||||||||||
●多年草 ●分布:全国各地の丘陵や低山地の日当たりのよい草原に生える ●葉:羽状複葉(うじょうふくよう)で、小葉は長楕円形 ●花:花茎の上の方に変わった花をつける。コロリとしておもしろい暗紅色の花穂(かすい)は、上から下へと順に花を咲かせる。この花には花弁がないのが特徴 ●秋の十五夜のお月見には、ススキと共に欠かせない、秋を代表する草花である。 |
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へぇ〜、そうなん! 〜なるほど豆知識〜 | ||||||||||
ワレモコウは、秋の七草から漏れているものの、草原を渡る風にゆれる様は秋の風情たっぷりで歌に多く詠まれています。高浜虚子(たかはまきょし)の句に「吾も亦 紅なりと ひそやかに」とあり、吾亦紅(われもこう)の心や名前の由来を知ることができます。この目立たず渋い美しさが、平安時代には観賞の対象であったらしく、源氏物語の中に登場しています。香も無いのに吾木香(われもこう)と書くのは、この根がインド原産の芳香性の木香に似て、わが国の木香の意。学名の「サングイソルバ」はラテン語の「血」と「吸血」が語源で、根茎にタンニンが多く、止血剤として利用されることに由来します。
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