●【植物編 木本】Top  
 観察時期
通年
 形態・分布・生態的特徴等
●日本の暖帯林の最重要樹種の一つ
●常緑高木
●雌雄同株
●分布:本州(福島・新潟以西)、四国、九州
●葉:5〜15cmで先は急に細かくなる。裏には鱗片が密生し、淡茶色を帯びるので、風が吹くと遠くからでもよく分かる
●花:5〜6月頃に新枝の葉の脇に穂状の雌花と雄花をつける
●果実:堅果(けんか)と殻斗(かくと)は卵状長楕円形。堅果は殻斗に覆われ、翌年の秋に熟す
●樹皮:黒褐色で縦に深く裂ける。
 へぇ〜、そうなん!  〜なるほど豆知識〜
 大浦(おおうら)半島では、海沿いの森が魚付林(うおつきりん)として大切に保護されており、舞鶴市の天然記念物に指定されている三浜地区の海蔵寺(かいぞうじ)裏山のスダジイ林をはじめ、スダジイを主木とする自然林が多く残っています。特に成生岬(なりゅうみさき)には平成10年に調査され、樹齢300年以上、胸高周囲13.8mもある日本最大クラスの巨木(舞鶴市指定天然記念物)があります。果実(シイの実)は食用になります。子供の頃、シイの実を拾って、母親に炒ってもらい食べた記憶のある人は、もう60歳以上かもしれません。

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