ポイントや注意点を確認しよう
1. 準備をしっかりとする | フィールドワークに必要な服装や準備物をそろえましょう。 |
2. マナーを守る | 自然を汚したり悪影響を与えないよう、また他の人に迷惑がかからないようにしましょう。 |
3. いざという時の対処 方法を確認しておく |
突然体調が悪くなったり、動物にかまれるなどのトラブルが起きたとき、あわてず落ち着いて対応できるようにしましょう。 |
![]() 場所別 フィールドワーク 注意ポイント |
■山で 気をつけること |
濡れた場所や木の根の上などを歩くときは滑らないよう、また岩場付近などでは落石に注意しましょう。 【注意する動植物】ハチ、マムシ、ムカデ、ヤマカガシ、イラクサ(棘:とげ)、ウルシ・ツタウルシ(かぶれ) など |
■海で 気をつけること |
波(特に引き潮や離岸流など)、強い風、漂着物(危険なものが混ざっていることもあります)などに注意しましょう。 【注意する動植物】ウニ、クラゲ(打ち上げられたものも刺します)、ニセアカシアやハマナスなど棘(とげ)のある植物 など |
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■川で 気をつけること |
雨の降った後は急に増水することがあります。水深や流れに注意しましょう。 【注意する動植物】ハチ、ヒル、マムシ など |

持ち物チェックリスト
【服装等】 □長袖の上着 □防寒具 □長ズボン □靴下 □丈夫な靴 □着替え □手袋 □サングラス等 □帽子 □ザック □雨具 |
【荷 物】 □飲み物 □食べ物 □地図 □コンパス □カメラ □ルーペ □筆記具 □ノート □笛(熊よけ) □ロープ □絆創膏等 □三角巾 □ポイズンリムーバー |
※上で紹介しているチェックリストはあくまで自然観察を目的としたものの一例です。青葉山や赤岩山など、険しい山道を歩く場合は登山に適した準備をする必要がありますのでご注意ください。
〜自然への影響を最小限にするため、次のことに気をつけましょう。〜
■動植物は採らない ようにしましょう |
野生の動植物は自然の中でしか生きられません。持ち帰ってしまえば死んでしまったり生態系を壊すことにもつながりますので採らないようにしましょう。 |
■事前に情報を 集めましょう |
自然には思わぬところに危険が潜んでいます。特に山などあまり人の手が加わっていない場所では、事前に情報を集め十分に注意して行動しましょう。 |
■ごみは必ず 持ち帰りましょう |
食べ物や飲み物はくり返し使える容器などに入れて持ち運んだり、ごみ袋を準備するなどして、出したごみは必ず持ち帰りましょう。食事などで火を起こした場合は、完全に消すように注意しましょう。 |
■道から外れない ようにしましょう |
むやみに森や草むらを歩き回ると自然が傷つくとともに、道に迷う原因となります。みんなが通っている道を歩きましょう。 |
「餌給け(えづけ)」は自然に良いこと?悪いこと?
野生の動物にエサを与えると、次のような悪い影響があります。 むやみに野生動物にエサを与えるのはよくありません! |
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〜いざという時の対処方法を知っておくことが大切です。以下は一例ですが、いくつかご紹介します。〜
■熱中症になったら… | めまいや吐き気、頭痛、体温上昇などの症状がみられます。 [手当]風通りが良く涼しい場所へ移動させて、衣類を緩めた状態にして寝かせることが大切です。意識があり吐き気や嘔吐などがなければ、冷たい水と塩分をとりましょう。 |
■ハチにさされたら… | 刺されたところが痛み、腫れが起きます。また、ショック状態になったり、呼吸停止を起こしたりして死にいたる場合もあります。 [手当]すぐにその場を離れ、刺された箇所を冷やしましょう。 |
■ヘビにかまれたら… | 日本に生息する毒ヘビはマムシやヤマカガシなどです。かまれると、腫れと痛みが起こります。 [手当]かまれた手足を安静にし、流水があれば傷口を洗い清潔に保ち、ぬれたタオルなどで少し冷やしてすぐ病院へ行きましょう。むやみにゴムひもなどで止血したり、口をつけて毒を吸い出すことはやめましょう。 |
●毒を持つ虫に刺されたときやヘビにかまれたときなど、その直後に使用することで毒の循環を緩和できます。 ●取扱方法を十分に確認して使用しましょう。 |

紹介した対処方法は、あくまでも病院へ
たどり着くまでの応急処置にすぎません。
緊急を要する時は迷わず『119番』です!