

月のおさがり
ビカリアの内部化石は、「月のおさがり」と言われています。
「月のおさがり」というのは、おもしろいことに「お月さまのウンコ」と言う意味で、この化石の形からそのような情緒のある呼び方をされているようです。岐阜県の月吉神社では、月のおさがりとして祭られています。
この内部化石は、長い年月の間に変化してオパール化しています。

黒いビカリア
化石が黒っぽく平らなのは、ビカリアが1500万年もの長きに渡る地圧により変形し、圧しつけられたときに出る熱と地熱で黒く焦げてしまったためです。
この化石から、地圧のすごさがうかがえます。