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新型コロナウイルス感染予防対策を実施して開館しています。ワクチン接種が進んでいますが、引き続き体温計測、来館者名簿への記名をお願いしています。皆様のご協力をよろしくお願いいたします。
☆今月の一品は、『年中行事書上ケ覚』(岡山半右衛門家藏)
これは文化10(1813)年大山村が藩に提出した村の年中行事を書き記した帳面の写しです。田辺藩ではこの時期に農業振興策に力を入れました。農民の代表を農業先進地に視察に行かせ、農民たちはその講話を聞いたり、新技術を試したりしました。その甲斐あって小浜の米市場では舞鶴の米は高く売られたといわれています。この大山村の年中行事記録も、その振興策の一環として、藩内の全村に書かせた物のひとつです。各村の違いや、具体的な百姓の仕事内容が書かれている点が貴重です。今の時期では、6月23日は西暦でいうと7月20日にあたり、愛宕参りや麻を引く、大根の種を蒔く、虫送りなどの行事が記されています。
いよいよ7月17日から小学校の夏休みですね。今年も海開きがありませんので、せめて、糸井文庫で海を感じて下さい。糸井文庫には涼しげな天橋立図がたくさんあります。その中から7点紹介します。右の2点は歌川広重の「天橋立」です。実は左が初摺(はつずり)、右は後から摺(す)ったものです。浮世絵は版画なので、何百枚も摺ると版木(はんぎ)がすり減ってしまいます。初摺と後摺でこんなに違うのです。糸井文庫には丹後の伝説などに取材した浮世絵が200点以上あります。当館では月替わりにテーマを決めて5~6点づつ展示しています。
サロンスペース(無料)では、野田笛浦の漢詩屏風を展示しています。野田笛浦は江戸時代後期の漢学者で田辺藩の家老です。海岸防備や藩校の整備などに尽力しました。
舞鶴ふるさと発見館(郷土資料館)では、小学生向けの夏休み特別企画として4つの事業を開催します。
楽しみながら舞鶴の宝物を探ってみませんか!
日時:8月1日(日)~ 22日(日)の土・日曜日 10:00~16:00
(田辺城資料館でも同時開催)
日時:8月1日(日)~22日(日)の土・日曜日 10:00~10:30
各回テーマ:
1日(日)「舞鶴のお祭り」
7日(土)「古代の土器」
8日(日)「浦島太郎」
14日(土)「古代の石器」
15日(日)「むかしの船」
21日(土)「古代の銅鐸」
22日(日)「お城の話」
日時:8月1日(日)~22日(日)の土・日曜日 10:00 ~ 16:00(随時)
館長や学芸員がみなさんの自由研究をアドバイスします!
日時:8月12日(木)午前の部10:00~12:00 午後の部13:30~15:30
定員:各回先着10人 (要申込) 参加費;300円
その他:小学校3年生以下は保護者同伴・よごれてもよい服装できてね!
※まが玉つくりの申込受付は、8月1日(日)9時から 電話で受付。
お問い合せ・申し込み先:舞鶴ふるさと発見館(郷土資料館)
電話 75-8836(8月の休館日:8月2、10、11、16、23、30日)
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
電話番号のかけ間違いにご注意ください!