あしあと
2025年、私たちは終戦から80年という大きな節目を迎えます。この80年間、日本は戦争の傷跡を乗り越え、平和な社会を築き上げてきました。しかし、その陰には、過去の記憶を静かに留め続ける建造物があります。
赤れんが博物館では、かつて軍事拠点として重要な役割を担い、戦火をくぐり抜けて今もなお活用されている旧軍施設のれんが建造物に焦点を当てます。堅牢な赤れんがが織りなすその姿は、激動の時代を生き抜いた証であり、戦後の復興、そして平和利用へと姿を変えてきた日本の歩みを雄弁に物語っています。
これらの建造物は、ただの歴史的遺産ではありません。戦後の混乱期に人々の生活を支え、産業の発展に貢献し、地域コミュニティの象徴として愛されてきた事例も少なくありません。私たちは、この赤煉瓦の建造物を通して、当時の人々の暮らしや思いに触れ、未来へつなぐ平和の尊さを改めて考えるきっかけを提供したいと願っています。
旧軍施設れんが建造物のれんが 10点
各施設の歴史、戦後の用途変更の経緯などをパネルや写真で解説します。
◆日 時 令和7年8月2日(土)〜9月23日(火・祝)会期中は無休 午前9時~午後5時(入館は午後4時30分まで)
◆場 所 舞鶴市立赤れんが博物館2階
◆入場料 常設展示と共通 一般400円、学生150円 市内学生(在住、在学)は入館無料
学芸員が企画展の展示れんがについて解説します
◆日 時 令和7年9月20日(土)午前11時~11時30分
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
電話番号のかけ間違いにご注意ください!