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    赤れんが博物館ニュース 令和7年12月

    • [2025年12月23日]
    • ID:14586

    赤れんが博物館ニュース 令和7年12月

    赤れんが博物館ニュース 令和7年12月(3号)

    令和7年12月号もくじ

    P1 ・令和7年度市民講座「日本の近代化とれんが」シリーズ 第5回「鉄道とれんが」(9/20)、第6回「灯台とれんが」(11/1)

    P2 ・博物館実習展を開催しました  ・今年のれんが「来館者の方が出会ったれんが」


    赤れんが博物館ニュース12月号から


     ◆令和7年度 市民講座特集
    水野信太郎氏(舞鶴市立赤れんが博物館顧問、北翔大学名誉教授、工学博士)を講師に迎え、「日本の近代化とれんが」をテーマに市民講座を開催しました。


    ・第5回「鉄道とれんが」(2025年9月20日(土)開催):鉄道寮頭(長官)・井上勝は鉄道建設を指揮し「鉄道の父」と呼ばれました。れんがが「腐らず、燃えず、鉄道向き(トンネル、橋梁、駅舎など)」であることから大量に使用され、鉄道網の拡大とともに全国に需要が広がりました。  

    ・第6回「灯台とれんが」(2025年11月1日(土)開催): 江戸時代の日光東照宮の「回転灯籠」など、明治以前からの西洋技術との接触について説明されました。また、スコットランド人技師リチャード・H・ブラントンは「日本の近代灯台の父」と呼ばれ、犬吠埼灯台など約30基の灯台建設を指揮し、横浜の都市計画にも貢献しました。


    ◆博物館実習展 11月8日(土)から23日(日)まで開催
    大学の博物館実習の一環として実習生自身が企画し、「舞鶴のまちで見つける建物ではない赤れんが」と題した展示を実施しました。この展示では、建物以外に使用された舞鶴の赤れんがに焦点を当て、鉄道の橋脚やトンネル、歩道のれんがを取り上げました。


    ◆今年のれんが「来館者の方が出会ったれんが」
    来館者の感想に基づき、特に印象的なれんがを紹介。

     ・讃岐煉瓦(株)刻印のれんが(原爆ドーム、板東俘虜収容所跡、別子銅山小足谷接待館跡のれんがで):讃岐煉瓦の会社関係者の方、「懐かしいれんがです」。 

     ・アレクサンドロフスキー宮殿のれんが:クルーズ船の乗客でサンクトペテルブルク出身のロシア人の方、「ふるさとのれんがが見たい」と来館。

     ・全米日系人博物館のれんが:偶然来館した全米日系人博物館の方が、舞鶴で自身の博物館のれんがに出会ったことに驚かれました。



    全米日系人博物館のれんが

    アメリカ・ロサンゼルスにある全米日系人博物館のれんが

    博物館実習展

    博物館実習展の展示


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