あしあと
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熱中症は気温の上昇や運動等によって体内の水分・塩分が失われ、体温調節がうまくいかなくなることで起こります。熱中症は気温だけではなく湿度も大きく影響します。日本の夏は気温が高いだけでなく湿度が高く蒸し暑いため、熱中症の予防が大切になります。早め早めの対策を心がけましょう。
熱中症を引き起こす条件は、「環境」と「からだ」と「行動」によるものが考えられます。
要 素 | 条 件 |
---|---|
環 境 | 気温が高い、湿度が高い、日差しが強い、急に暑くなった日、締め切った屋内、エアコンの無い部屋 など |
からだ | 高齢者や乳幼児、糖尿病など持病がある、二日酔いや寝不足といった体調不良、低栄養状態 など |
行 動 | 長時間の屋外作業、激しい筋肉運動や慣れない運動、水分補給できない状況 など |
「熱中症アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、熱中症予防行動を促すための情報です。
暑くなると予測された日の前日午後5時又は当日の午前5時に最新の予測値をもとに都道府県単位で発表されます。
ぜひ、この機会に無料のメール配信サービスへの登録をお勧めします。
⇒ 熱中症警戒アラート メール配信サービス(無料)の登録(別ウインドウで開く)
・不要不急の外出は避け、昼夜を問わずエアコン等を使用する。
・高齢者、子ども、障害者等に対して周囲の方々から声かけする。
・身の回りの暑さ指数(WBGT)を確認し行動の目安にする。
・身の回りの暑さ指数(WBGT)に応じて、エアコン等が設置されていない屋内外での運動は原則中止または延期する。
・のどが渇く前にこまめに水分補給するなど、普段以上の熱中症予防を実践する。
◇水分・塩分補給
暑いときは気づかないうちに汗をかいて水分を失ってしまいます。のどが渇く前から意識してこまめに水分を摂るようにしましょう。汗を大量にかいた時は水分とともに塩分も補給しましょう。市販のスポーツドリンクや経口補水液がおすすめです。
※塩分や水分摂取を制限されている方は医師の指示に従ってください。
◇住まい
節電下でも冷房は大切です。高齢者の方は暑さを我慢してしまいがちですが、室温28℃・湿度60%以下を目安にエアコンをつけて調整しましょう。また、グリーンカーテンやすだれなどを使って、直射日光をさえぎり、風通しをよくする工夫をしましょう。
◇涼しい服装
体温が下がるのは汗が乾くときなので、暑い日は通気性の良い服装を心掛け、首もとを開けたり、すそを出したりして空気が流れやすくしましょう。また、外出時には帽子や日傘で直射日光を避けましょう。
程 度 | 症 状 |
---|---|
軽 症 | 大量の発汗/めいまい・立ちくらみ/筋肉のこむら返り |
中等症 | 頭痛/吐き気・嘔吐/倦怠感 |
重 症 | 意識障害/けいれん/ふらふらして立てない/高体温 |
◇応急処置の手順
一人一人が早めの熱中症予防対策を心がけましょう。