土砂災害にご注意を
近年、全国各地で大雨や洪水などによる風水害が頻発しています。舞鶴市でも平成16年の台風23号による土砂災害などで6人の尊い命が奪われました。土砂災害はいつ起こるか分かりません。また、土砂災害の発生を予測することは非常に困難です。自分や家族の命を守るため、常日頃から防災意識を高め、いざというときのために、しっかりと災害への備えをしておき、災害時には早めの避難を心がけてください。
土砂災害警戒区域等を順次指定
府内には現在、8,000か所以上の土砂災害危険箇所があります。府では、「土砂災害防止法(※)」に基づき、順次、土砂災害により被害を受ける恐れのある場所の地形や土地の利用状況などを調査し、土砂災害警戒区域および土砂災害特別警戒区域を指定しています。早期に市内全地域の調査を完了し指定する予定です。
(※)土砂災害防止法とは
「土砂災害警戒区域等における土砂災害防止対策の推進に関する法律」…土砂災害から国民の生命を守るため、土砂災害の恐れのある区域について、危険の周知、警戒避難体制の整備などのソフト対策を推進するもの。
土砂災害ハザードマップを作成
市では、土砂災害警戒区域等に指定された区域の「土砂災害ハザードマップ」を地区ごとに順次作成し、配布しています。これは、住民の皆さんに土砂災害への危機意識を高めていただくとともに、迅速かつ円滑な避難を心がけてもらうことを目的としています。
現在までに作成している土砂災害ハザードマップについては、下記のリンク先からご覧いただけます。
◎舞鶴市土砂災害ハザードマップ(別ウインドウで開く)
土砂災害警戒情報
土砂災害警戒情報とは、大雨により土砂災害の危険度が高まった市区町村に、避難情報などを発令する際の判断や住民の自主避難の参考となるよう都道府県と気象台が共同して発表する防災情報です。下記のリンク先(京都府土砂災害警戒情報ホームページ)からご覧いただけます。
※ただし、土砂災害は地質や地下水の状況などが大きく影響するため、発生場所などを詳しく特定することはできません。
◎京都府土砂災害警戒情報ホームページ(別ウインドウで開く)
情報の入手方法
土砂災害の危険度と避難判断基準の目安
土砂災害の危険度と避難判断基準の目安危険度 | 避難情報の種類 | 行動 | 避難情報の発表時期の目安 |
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レベル1 (黄色) | 避難準備・高齢者等避難開始 | ◇情報の収集 ◇避難の準備 ◇自主避難 ※体が不自由な人や高齢者は避難開始 | ・大雨警報が発表され、危険度レベル1になったとき(今後2時間以内に土砂災害が発生する恐れがある状況) |
レベル2 (オレンジ色) | 避難勧告 | ◇避難開始 | ・土砂災害警戒情報が発表され、危険度レベル2になったとき(今後1時間以内に土砂災害が発生する恐れがある状況) ・近くで前兆現象(湧き水・地下水が濁り始めた、量が変化)の発見 |
レベル3 (赤色) | 避難指示 (緊急) | ◇ただちに避難 | ・土砂災害警戒情報が発表され、危険度レベル3になったとき(土砂災害発生の危険性がある状況) ・近くで土砂災害が発生 ・近隣で土砂移動現象、前兆現象(渓流付近で斜面崩壊、斜面のはらみや亀裂、擁壁や道路などにひび割れが発生、山鳴り、流木の流出など)の発見 |
※避難情報の発表時期については、あくまでも一定の目安であり、市として、これまでの雨量や雨雲の状況、その後の降雨量の予想などを総合的に考慮して、判断しますのでご理解をお願いします。
土砂災害警戒情報が発表されたときのイメージ図