姉妹都市　英国・ポーツマス市の紹介

　英国南部のイギリス海峡に面する気候温暖なリゾート観光都市。1194年にリチ ャード1世によって市制が認められた歴史と伝統あふれる町で、世界の海洋史に登場する艦船が保存され、文豪チャールズ・ディケンズ生誕の地、シャーロック・ホームズ生みの親コナン・ドイルゆかりの地でもあります。花のあふれる街並みは国際的にも有名。対岸諸国と結ぶフェリー航路の専用港のほか、ハイテク産業等も立地しており、英国海軍の主要基地でありましたが、冷戦終結後はリゾート観光都市としての発展を図っています。
　
●面積：約40k㎡
●人口：約23万8千人(2016年)
●ポーツマス市のHP：https://www.portsmouth.gov.uk/
●ポーツマス市の観光動画：

　ポーツマス市は多くの歴史・文化遺産を有する町で、平成5（1993）年、赤れんが博物館開館に際し、英国海軍倉庫の煉瓦が寄贈されたことがきっかけとなり交流が始まりました。海と歴史と文化を生かしたまちづくりなど両市に共通の要素が多いことから急速に交流が深まりました。平成6（1994）年にポーツマス市名誉市長一行が来訪され、平成8（1996）年には舞鶴地区ボーイスカウト使節団がポーツマス市を訪問し、市民交流も広がりました。
　気運が高まった平成9（1997）年、ポーツマス市議会で舞鶴市との姉妹都市提携を行うことが採択されました。舞鶴市議会もポーツマス市を公式訪問するとともに姉妹都市提携について決議し、平成10（1998）年5月には、両市で姉妹都市提携調印式が挙行され本格的な交流が始まりました。
　特に、舞鶴市の青少年がポーツマスを訪れて行う英語研修では、これまでの参加人数が250人を超え、青少年が国際的な視野を持つきっかけとなっています。
　また、2008年には姉妹都市提携10周年を記念してポーツマス市との協力のもと「シャーロック・ホームズ＆コナン・ドイル展」を開催し、ポーツマス市ゆかりの作家コナン・ドイルと彼の作品であるシャーロック・ホームズの魅力を発信。会期中に訪れた1万3千人の人々の注目を集めました。
　2018年には姉妹都市提携20周年を迎え、赤れんがフェスティバル開催時期に合わせ、ポーツマスの歴史を紹介する企画展「知ればおもしろいポーツマス展」を開催。会期中、1万6千人の来場者で賑わいました。
　これまで両市が重ねてきた交流の歴史の上に、さらに相互理解を深めていきたいと考えています。