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あしあと

    舞鶴市の学校給食と食育

    • [2026年6月2日]
    • ID:14383

    舞鶴市の学校給食の取り組みを随時お伝えします!

    子どもたちの毎日を支える給食は、健康な体づくりの他、まなびや地域とのつながりの場でもあります。

    地元の歴史や文化、地域との連携から生まれた特別なメニューや、子どもたちの食育活動の様子を、写真やレポートで随時紹介していきます。


    舞鶴産「給食用じゃがいも」使用の取り組み

    学校給食では、子どもたちがふるさと舞鶴に親しみを持ち、地域の生産者を身近に感じながら季節の味を楽しめるよう、地場産物の活用が進められています。

    今年度は、給食用に生産された「じゃがいも」が7月〜9月にかけて使用される予定です。

    市内の小・中学校の給食では、年間約21トンのじゃがいもが使用されていますが、そのうち約5トン(約24%)が舞鶴産のものとなる見込みです。

    ここでは、生産者の手によって育てられた安心・安全な食材が、給食で使用されるまでの様子を紹介します。


    【4月上旬】

    加佐地区の畑で、じゃがいもの植え付けが行われました。

    2人でトラクターに乗り、種いもを植えていきます。品種はメークインです。

    トラクターの後ろでは、自動でマルチシートが張られる仕組みになっています。

    一畝の植え付けが終わるごとに、マルチシートを手作業でカットしながら次の畝へと進めていきます。

    機械と畑
    種いも
    植え付け
    植え付け(横から)
    機械
    じゃがいも畑マルチ

    機械で植える様子の動画

    【4月下旬】

    芽が出始めました。

    マルチシートをカットして芽を外に出す作業は、一つひとつ丁寧に手作業で行われています。

    芽が出た

    【5月中旬】

    天候にも恵まれ、順調に生育が進んでいます。

    鮮やかな緑色の葉が広がり、まもなく花の時期を迎えます。

    0519葉っぱ
    0519葉っぱ全体

    朝食でOFFからONに切り替えよう!

    爽やかな季節になりました。日中と朝夕の気温差や、新しい環境による疲れから、体調を崩しやすい時期でもあります。「早寝・早起き・朝ごはん」を心がけ、生活習慣を整えましょう。


    【朝食を食べていますか】

    京都府の調査では、朝食を毎日食べている人の割合は、中学生で約8割となっており、約2割の生徒は朝食を食べずに登校しています。また、小・中学生ともにわずかに減少傾向にあります。


    【朝食は1日の元気のもと】

    朝食をとることで、体や脳が目覚め、集中力や学習意欲の向上につながります。元気に1日をスタートするためにも、朝食をしっかりとりましょう。


    【まずは一品からでも大丈夫】

    朝食を食べる習慣がない人は、まずは何か一品でも口にすることから始めてみましょう。特に、脳のエネルギーとなる糖質を含むごはん、パン、バナナなどがおすすめです。


    【慣れてきたらバランスも意識】

    朝食の習慣がついてきたら、少しずつ品数を増やし、栄養バランスも意識しましょう。

    ・主食(ごはん・パンなど)

    ・主菜(卵・肉・魚など)

    ・副菜(野菜・果物など)

    を組み合わせることで、よりよい朝食になります。


    【忙しい朝の工夫】

    忙しい朝でも無理なく朝食がとれるよう、次のような工夫を取り入れてみましょう。

    ・納豆やチーズなど、そのまま食べられる食品を活用する

    ・野菜を前日に準備しておく

    ・夕食の残りを温めて活用する

    少しの工夫で、朝食をとりやすくなります。


    【給食レシピ 〜朝食活用編〜】

    <<じゃがいものチーズ焼き>>

    ・材料(1人分):じゃがいも(66g)、とろけるチーズ(10g)、パセリ(0.3g)、塩(0.1g)、こしょう(少々)

    ・作り方:

    ①じゃがいもを1cm幅のいちょう切りにし、ゆでるか電子レンジで柔らかくしておく。

    ②①に塩、こしょうし、アルミカップに入れて、チーズ、パセリをのせてオーブントースターで焦げ目がつくまで焼く。


    <<にんじんしりしり>>

    ・材料(1人分):にんじん(25g)、鶏ミンチ(5g)、卵(20g)、さとう(0.6g)、うすくち醤油(2g)、サラダ油(1g)、塩(0.1g)、こしょう(少々)

    ・作り方:

    ①にんじんはスライサーで細切りにする。

    ②卵はさとう、しょうゆで味付けする。

    ③フライパンにサラダ油をひき、鶏ミンチ、にんじんを炒め、塩、こしょうする。

    ④水を少し加えてにんじんを煮る。水分を飛ばしフライパンに油を少し加える。

    ⑤②を加えて炒める。

    心と体を育てる学校給食

    中学生の時期は、体だけでなく心も大きく成長する大切な時期です。食生活の面でも、成長期に必要なことを理解し、「自分で考えて食べる力」を身に付け、将来にわたり健康でいきいきと生活してほしいと願っています。学校給食は、教育活動の一環として、みなさんの心と体の成長を支えています。


    【学校給食の7つの目標(学校給食法より)】

    学校給食では、日々の給食を通して次のような力を育てます。 

    ①適切な栄養の摂取による健康の保持増進を図ること。

    ②食事について正しく理解し、健全な食生活を営む判断力と食習慣を養うこと。

    ③学校生活を豊かにし、社交性や協同の精神を養うこと。

    ④自然の恩恵・生命・環境への理解と尊重の態度を養うこと。

    ⑤食に関わる人々の活動を理解し、勤労を重んじる態度を養うこと。

    ⑥日本や地域の食文化への理解を深めること。

    ⑦食料の生産・流通・消費について正しい理解に導くこと。


    【中学校給食の献立】

    中学校給食は、「学校給食摂取基準」に基づき、舞鶴市教育委員会の栄養士(栄養教諭)が献立を作成しています。

    ■栄養バランス

    ・1日に必要な栄養量の約3分の1を基準

    ・カルシウムは約2分の1を補給

    ・食塩はとり過ぎを防ぐよう配慮(1日の摂取量の3分の1未満)

    家庭の食事で不足しがちな栄養素を補えるよう工夫しています。 

    ■基本の献立構成

    「主食・主菜・副菜・汁物・牛乳」を基本とし、さまざまな食品や調理方法を取り入れています。 

    ■主食

    ・月・火・木:白ごはん 

    ・水:混ぜごはん 

    ・金:麦ごはん 

    ・舞鶴産コシヒカリを使用

    ・年間数回、パンの日あり 

    ■おかず

    ・主菜(肉・魚・卵など)

    ・副菜(野菜・豆・いもなど)1~2品

    ・果物やデザートがつく日もあります 

    ■汁物

    週1~2回程度 (みそ汁、カレー、マーボー豆腐など)

    ■牛乳

    毎日提供されます。 


    【中学校給食(スクールランチ方式)について】

    中学校の給食は「スクールランチ方式」で実施しています。 

    献立は、小学校給食とのつながりを大切にしながら、 次のような点に配慮して作成しています。

    ・栄養バランス 

    ・食品の安全・衛生 

    ・生徒の嗜好

    ・季節感のある食材

    ・地産地消(舞鶴産食材の活用)

    ・将来の食生活に役立つ内容 

    自分で料理をする際の目安となるような献立を意識しています。

    スクールランチ方式の写真

    MILKで元気!〜将来のための「骨貯金」をしよう〜

    今月は、給食に毎日登場する「牛乳」の役割と、丈夫な体づくりのための秘訣をご紹介します。

    【どうして給食には毎日牛乳が出るの?】

    それは、成長期のみなさんに必要なカルシウムを摂取するためです 。現代の日本人の食事は、カルシウムや鉄などが不足しやすいと言われていますが 、学校給食がある日の方が、ない日よりもカルシウムの摂取量が多いという調査結果もあります 。

    【10代がカギ!丈夫な骨をつくるポイント】

    骨の強さに関わる「骨量」は、成長期の10代に急激に増加し、20〜30代で最大になります 。将来にわたって丈夫な骨を保ち、骨粗鬆症などの病気を防ぐには、今のうちにどれだけ「骨貯金」できるかがカギとなります 。

    • 毎日しっかり牛乳を飲む: 牛乳は手軽にとれる上に、体内へのカルシウム吸収率が高いという特長があります 。

    • 代替食品の活用: アレルギーなどで牛乳が飲めない人は、小松菜や小魚、大豆製品などを積極的に食べましょう 。

    • ビタミンD・Kを一緒にとる: カルシウムの吸収を促進するビタミンD(魚類やしいたけなど)や、骨への取り込みを助けるビタミンK(青菜類や納豆など)を組み合わせるとより効果的です 。

    • 睡眠と運動: 寝ている間に分泌される「成長ホルモン」が骨の成長に関わり 、適度な運動による刺激が丈夫な骨をつくります 。

    寒い季節は「冷たい」などの理由で敬遠しがちですが、一口でも多く飲む習慣が将来の健康を左右します 。体調に合わせて少しずつでも取り入れ、健康な体を作っていきましょう。


    【今月の給食レシピ:佐波賀(さばか)だいこんの炒め煮】

    舞鶴の伝統野菜「佐波賀だいこん」を使ったレシピをご紹介します 。

     材料(1人分):佐波賀だいこん(60g)、にんじん(10g)、豚肉(6g)、大根葉(10g)、つきこんにゃく(5g)
            調味料(油、さとう、しょうゆ、一味唐辛子)

     作り方:

     ①だいこん、にんじんは拍子木切り、豚肉、大根葉、つきこんにゃくも食べやすい大きさに切ります 。

     ②油で豚肉、だいこん、にんじん、こんにゃくを炒め、さとう、しょうゆ、少量の水を入れて煮ます。 

     ③大根葉と一味唐辛子を加えてさっと煮れば完成です 。

    地元の旬の味わいを、ぜひご家庭でも楽しんでみてください。


    佐波賀大根の葉の写真
    佐波賀大根の写真

    いよいよスタート!舞鶴ならではの特別な給食カレーが小中学校の給食で登場

    【舞鶴市内の小中学校で、特別な新メニュー「まいづる海自カレー」と「まいづる海保カレー」の提供が始まりました!】

    舞鶴は、海上自衛隊地方総監部と海上保安本部の拠点が共存する、全国で唯一の特別なまち。
    そんな地元の誇りを味覚で感じてもらおうと、実際の艦艇や巡視船のレシピをもとに再現した「まいづる海自カレー」と「まいづる海保カレー」が給食に登場しました!


    【気になるメニューは…?】

    ● 海自カレー: スパイシーながらも、小学生向けに辛さを調整。 「自衛隊の元気の源を感じる!」と、子どもたちのパワーチャージになったようです。

    ● 海保カレー: ひき肉とトマトをたっぷり使い、タマネギの甘みが引き立つキーマカレー。 児童からも「普段のカレーと違う特別感があっておいしい!」と大好評!


    取材した新舞鶴小学校と明倫小学校には、スペシャルゲストも!
    海上自衛隊と海上保安本部から、音楽隊やキャラクターが登場!
    さらに舞鶴市長も駆けつけ、子どもたちにとって、忘れられない素敵な時間となりました。

    次年度からは、「海の日(7月)」に合わせて各校で提供する予定です。

    この給食を通じて、子どもたちが「海の拠点・舞鶴」に誇りと愛着を持ち、未来へとつながる記憶の一ページになることを願っています。

    舞鶴ならではの食育の取り組み、ぜひ皆さんも応援してくださいね!


    【新舞鶴小学校の様子】

    【明倫小学校の様子】



    マナーに込める「思いやり」の気持ち

    12月はクリスマスやお正月など、家族や友人と食卓を囲む機会が多い季節です 。
    食事には、栄養をとるだけでなく、人とのつながりを深め、心を和ませる大切な役割があります 。
    相手に不快感を与えず、みんなが楽しく食事をするための「マナー」について、この機会に振り返ってみましょう。


    【食事のマナーは「相手への優しさ」】

    食事のマナーは決して堅苦しい決まり事ではなく、一緒に食べる人への「思いやり」を形にしたものです 。

    ・感謝を伝えるあいさつ:「いただきます」「ごちそうさま」で、食べ物の命や作ってくれた人へ感謝をあらわします 。

    ・正しい姿勢:いすに深く腰かけ、背筋を伸ばして食べることは、見た目の美しさだけでなく消化も助けます 。

    ・会話を大切に:スマホに夢中になると会話を楽しめません。食事中は見ないように心がけましょう 。

    ・きらいばしに注意:お皿を引き寄せる「よせばし」や、はしで突き刺す「さしばし」などはマナー違反とされています 。


    【今月のレシピ:心も体も「ぽかぽか汁」】

    今月は給食でも人気の、冬にぴったりの汁物をご紹介します。
    生姜(しょうが)の風味ととろみが、冷えた体を温めてくれます 。

     材料(1人分): だいこん(30g) 、にんじん(10g) 、豚肉(10g) 、土生姜汁(0.6g) 、かつおぶし(0.6g) 、
            調味料(しょうゆ・塩・みりん・酒)、かたくり粉 (1g)

     作り方:

      ①沸騰したお湯にかつおぶしを入れ、再び沸騰したら火を消します。かつおぶしが沈んだらこします。

      ②だいこん、にんじんはいちょう切りにし、①に入れ、豚肉も入れて煮ます。

      ③あくをとり、調味料、生姜汁を加えます。

      ④水溶きかたくり粉でとろみをつけます。


    【食卓から育む、豊かな心】

    食事のマナーを大切にすることは、共に食べる人への最大の思いやりです 。舞鶴市の学校給食では、こうした食の営みや感謝の心を大切にしながら、子どもたちの健やかな心と体の成長をサポートしています。

    冬休みにはぜひ、ご家庭でも正しいマナーを意識しながら、温かな食卓を囲んでみてください 。



    11月24日「和食の日」:給食でつなぐ伝統の味

    11月24日は「い(1)い(1)に(2)ほ(4)んしょく」の語呂合わせで「和食の日」です。

    中学校では11月21日(金)に、この日にちなんだ献立を提供しました。


    【和食の魅力とユネスコ無形文化遺産】

    「和食」は、ごはんやみそ汁を中心に、魚や野菜を組み合わせた「一汁三菜」のバランスの良さが特徴です。この健康的で自然を尊重する食文化は、2013年にユネスコ無形文化遺産に登録されました。

    和食の魅力は、ただおいしいだけでなく、以下の4つの特徴にあります。

    • 多様な食材と素材の活用: 海、山、里の幸といった多彩な食材を、その素材本来の味を活かして調理します。

    • 健康的な食生活: 動物性の油脂が少なく、栄養バランスが優れています。

    • 自然の美しさの表現: 四季の移り変わりを盛り付けや器で表現し、見た目も楽しみます。

    • 年中行事との関わり: 家族や仲間と行事食を囲み、人々の絆を深めます。


    【給食が担う「伝統食材の継承」】

    近年、家庭の食卓で、昔から親しまれてきた日本の食材を目にする機会が少なくなっています。しかし、学校給食では、その伝統的な食文化を次の世代へつないでいくため、切干大根、大豆、ひじき、高野豆腐、かんぴょう などの食材を積極的に取り入れています。

    給食は、子どもたちがこれらの伝統的な食材や料理に出会い、味わう大切な場です。さまざまな食体験を通して、日本の食文化の豊かさに触れてほしいと願っています。


    【和食の基本は「UMAMI(うま味)」】

    和食の美味しさを支える基本が、だしです。昆布やかつお節からとれる「だし」に含まれるうま味成分は、今や世界共通語の「UMAMI」として知られています。

    だしが効いたお吸い物やみそ汁は、和食のベースです。和食の日にちなんだ給食でも、その奥深い「UMAMI」を味わい、給食を通して日本の食の知恵を感じる機会となりました。


    【献立】

    ・麦ごはん

    ・ブリとれんこんの甘辛和え(舞鶴産ブリ)

    ・筑前煮

    ・小松菜のごま和え

    ・梅干し

    ・すまし汁

    ・牛乳


    11月21日(金)の和食給食。写真は中学校で提供したものです。



    舞鶴引き揚げの日(10月7日)にちなんだ特別給食

    〜平和への願いを込めた「温かいおもてなし」の味を再現〜

    10月7日は、終戦後、舞鶴港に最初の引揚船「雲仙丸」が入港した日です。舞鶴市では、この日を「舞鶴引き揚げの日」と定め、引き揚げやシベリア抑留の史実、引揚者を温かく迎え入れた町の歴史、そして恒久平和への願いを次世代へ継承しています。

    給食ではこの「舞鶴引き揚げの日」にちなみ、当時の引揚者に振る舞われた食事を学校給食向けにアレンジし、再現した献立を提供しました。


    【献立】

     ・ごはん

     ・アジの唐揚げ(舞鶴産)

     ・きんぴらごぼう

     ・きゅうり漬け

     ・みかん

     ・カレー汁

     ・牛乳


    【当時の「おもてなしの心」】

    引揚者の多くは、大変な苦労を経て舞鶴港に到着しました。当時、食糧や物資が不足していましたが、引揚援護局では、その苦労に配慮し「栄養豊富な食事でおもてなしをしたい」と工夫を凝らした食事が提供されました。

    当時の詳細なレシピが保存されており、昭和33年には「ごはん、小アジの天ぷら、きゅうりの漬物、カレー汁」というメニューが提供されています。当時は砂糖が貴重品で、「甘いものがごちそう」であり、栄養価の面からもカレー汁は甘めの味付けになっていました。

    この給食を通じて、引揚者を迎え入れた舞鶴の温かい心と、平和の尊さについて考えるきっかけになれば幸いです。

    10月7日(火)の引き揚げ給食の写真

    10月7日(火)の引き揚げ給食。写真は中学校で提供したものです。


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