あしあと
PDF版 舞鶴市郷土資料館だより5月号
資料館だより5月
松尾寺の仏舞
旧暦卯月の8日(新暦5月8日)は松尾寺の仏舞(まつのおでらのほとけまい)が行われます。大日如来・釈迦如来・阿弥陀如来の金色の仏面をそれぞれ2人ずつ6人の舞人がかぶり、雅楽「越天楽」に合わせて舞うものです。約600年前に始まったと伝えられています(国の重要無形民俗文化財)。
また、現在でも大浦地区や真倉地区では「天道花」(てんとうばな)が飾られます。天道花はフジ・シキビ・ツツジ・シキダラ・フウキンの花を束ねて高い竹竿に結びつけ屋敷内に立てる行事です。さらに菖蒲の節句ともいわれる5月5日のこどもの日もあり、美しい緑と咲き誇る花々で5月はまさに春の宴のようです。

天道花が飾られた家(田井地区)
郷土資料館では入口のサロンスペースに鯉のぼりや五月人形を飾って皆様をお迎えしています。サロンスペースの展示は無料ですので西支所や西公民館などにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。
日時:令和8年5月17日(日)13:30 ~ 14:30
場所:舞鶴ふるさと発見館にて(参加者は入館無料)
申込:電話で郷土資料館【0773-75-8836】へ
今月のテーマは「新舞鶴市街地図」です。一品コーナーで展示している大正6年の地図をもとに移り変わる東市街地の様子を解説します。
今月の一品は「新舞鶴市街地図」です。舞鶴市は、天正10年(1582)の本能寺の変の後に細川幽斎が築いた田辺城の城下町である西の市街地と、明治34年(1901)の鎮守府開庁により軍港都市として誕生した東の市街地という、異なる歴史を持つ2つの街が合併してできた全国でも珍しい複眼都市です。
来たる令和8年5月27日には、昭和18年(1943)の市制施行から83周年を迎えます。
今回展示する地図は、舞鶴鎮守府の開庁からわずか15年ほどしか経っていない大正6年(1917)の東の市街地(=新舞鶴)を描いたものです。地図からは碁盤の目状の街路が整然と並ぶ様子が見て取れ、当時の急速な都市づくりの過程を物語っています。

新舞鶴市街地図(初版)大正6年(1917)
糸井文庫は岩滝町出身の糸井仙之助氏が多年にわたり収集した丹後地方に関連のある錦絵・書籍・古文書などを含んだ2,200点におよぶ郷土資料です。ふるさと発見館の糸井文庫コーナーではコレクションの約200点の浮世絵を月替りのテーマに沿ってご覧いただけます。
5月の糸井文庫コーナーでは、春らんまんの浮世絵、渓斎英泉筆「おさなあそびおおえやまいり」を紹介します。 この作品は、ある主題を別のものになぞらえて描く、当時流行した「見立画」(みたてえ)の一つです。本作では勇猛な「源頼光と四天王の一行」を愛らしい幼子の姿に見立てて描いています。本来であれば鬼退治に向かう勇ましい場面ですが、富士山を背景にお花見を楽しむ様子は実になごやかです。鬼の窟の門番までもが子供として描かれており、まるで微笑ましい「ごっこ遊び」のようです。春の陽気に包まれた、遊び心あふれる江戸の「見立て」の世界をぜひお楽しみください。

「おさなあそびおおえやまいり」 絵師:渓斎英泉
糸井文庫(舞鶴市指定文化財)
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
TEL 0773-75-8836 FAX 0773-77-1314
〒624-0853 舞鶴市字南田辺1番地
(舞鶴西総合会館 1階 北側)
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30まで)
展示室入館料:大人100円 学生50円
(未就学児と舞鶴市内に居住または通学する学生は入館無料)
サロンスペース:無料
7日(木)11日(月)18日(月)25日(月)

【アクセスマップ】
西舞鶴駅から徒歩約10分
舞鶴市役所生涯学習部歴史文化まちづくり課
電話: 0773-66-1063
ファックス: 0773-62-9891
電話番号のかけ間違いにご注意ください!