あしあと
元舞鶴市長の江守光起(えもりみつおき)氏(享年81歳)が、令和7年5月20日にご逝去されました。謹んでお悔み申し上げます。
平成7年2月18日から平成19年2月17日までの3期12年にわたり、舞鶴市長として市政を牽引し、その卓越した手腕により舞鶴市の発展に多大な貢献をされました。
◆大規模プロジェクトの推進
在任中、数々の大規模プロジェクトを成功に導きました。
これらのプロジェクトは、舞鶴市の交通インフラを飛躍的に向上させ、地域経済の発展に大きく寄与しました。
◆市民生活の質の向上
ハード面だけでなく、ソフト面においても市民一人ひとりが豊かさを実感できる社会の実現に尽力しました。
これらの取り組みは、市民の利便性を高め、環境意識の向上にも貢献しました。
◆国際交流都市としての礎
「東アジアに躍動する国際港湾・交流都市」という現在の舞鶴市の都市像を見据え、国際交流の推進にも力を注ぎました。
これらの功績は、舞鶴市が国際社会において存在感を発揮するための強固な基盤を築きました。
◆災害からの復旧・復興
平成16年の台風23号による甚大な被害に対し、その卓越した行政手腕を発揮し、被災者の生活再建と被災地の復旧・復興に尽力しました。
舞鶴市功労者、元舞鶴市長の故 江守光起 様のご逝去を悼み、謹んで哀悼の意を表します。
江守様は、昭和53年12月に市議会議員に当選され、京都府議会議員を経て、平成7年2月に舞鶴市長に就任されました。以来、平成19年2月に退任されるまでの3期12年を含め、実に29年間にわたり、地方自治の進展と地域福祉の向上に尽くしてこられました。
市長としてあられた期間には、JR舞鶴線の電化・高速化、東西舞鶴間の高速道路や港湾整備の充実、舞鶴発電所一号機の運転開始、水道整備や全市水洗化に向けた取組など、今も形として残る数多くの事業を成し遂げられ、今日の舞鶴市の強固な礎を築かれました。
また、英国ポーツマス市との姉妹都市提携や中国大連との産業交流を推進し、国際交流にも貢献されました。
特筆すべきは、平成16年の台風23号による未曾有の大災害時において、直ちに現場に入り、被災された方々の声に耳を傾け、迅速な支援と生活再建に尽力されたことは、常に市民の命と生活を第一に考えておられた江守様のお人柄そのものでした。
さらに、市民と行政との「協働」によるまちづくりを先頭に立って進められました。 そのお考えは、現代の地方創生の動きに先駆けるものであり、その精神は今も連綿と受け継がれております。
江守様がおっしゃっておられた「人と人との縁と、人と人との絆を大切に、対話を重ねながら、力強くまちづくりに取り組みたい」という思いをしっかりと受け継ぎ、市政の推進に努めて参ります。
江守光起様、長きにわたり舞鶴市にご尽力いただき、本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください。
令和7年5月24日 舞鶴市長 鴨田 秋津
舞鶴市役所政策推進部秘書課
電話: 0773-66-1040
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