あしあと
舞鶴市では、本市のブランドイメージである「赤れんが」「海・港」を活かした観光ブランド戦略の推進をはじめ、「海の京都観光圏(京都府北部5市2町)」における一体的な観光施策の展開などにより、近年、交流人口は大きく増加しております。
また、京都舞鶴港の機能強化が進むとともに、高速道路ネットワークの完成を迎えたことにより、今後、京阪神、北陸圏・中部圏からの交流人口のさらなる増加が見込まれています。
市においては、この好機を最大限に活かすため、観光戦略拠点である「赤れんがパーク」を中心に、隣接する海上自衛隊施設との連携・調和を図りながら、周辺一帯を日本有数の一大交流拠点とするため、防衛省の補助事業「まちづくり構想策定支援事業」を活用し、今後の拠点整備に関する基本方針「赤れんが周辺等まちづくり構想」を策定しました。
防衛省補助事業「まちづくり構想策定支援事業(まちづくり支援事業等)」とは、自衛隊等施設が所在する地方公共団体が、住民の需要及び防衛施設の存在、自然環境、歴史、文化等の地域の特性を踏まえつつ、その障害の緩和に資する施設の整備を通じて、防衛施設の存在を前提としたまちづくりを行う場合に、国がその費用の一部を補助し、防衛施設の存在に対する住民の理解を深めることで、防衛施設とその周辺地域との調和を図るものです。
構想の策定にあたっては、幅広い識見や、豊富な経験・ネットワーク等を有する有識者、商工団体、観光団体、まちづくり団体からの代表者で構成する「赤れんが周辺等まちづくり構想策定懇話会(座長:宗本順三京都大学名誉教授)」を設置し、今後の赤れんがパーク周辺整備に対する基本的な考え方や機能配置等について議論いただきました。
4回の懇話会では、企業調査や旅行業者などへのヒアリング結果を踏まえ、現状・課題を整理するとともに、施設整備の方向性等をまとめた「赤れんがパーク周辺等の整備に対する提言書」をとりまとめていただきました。
舞鶴市は、懇話会からの提言を参考に、今後の交流人口の拡大はもとより、海上自衛隊施設との連携と調和、そして地域防災機能の一層強化を図るため、赤れんがパーク周辺等におけるまちづくりの方向性を示した「赤れんが周辺等まちづくり構想」を策定しました。
今後は、この構想に基づく具体的な整備計画を策定し、赤れんがパーク周辺一帯の活用による「交流人口300万人・経済人口10万人都市・舞鶴」の実現に向けたまちづくりを推進してまいります。
赤れんが周辺等まちづくり構想
区分 | 所属 | 氏名 |
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有識者 | 京都大学・名誉教授 | 宗本 順三(座長) |
有識者 | 三菱地所株式会社美術館室 社会連携・地域連携担当 | 恵良 隆二 |
有識者 | 舞鶴工業高等専門学校 教授 | 尾上 亮介 |
有識者 | 立教大学 教授 | 毛村谷 英治 |
産業界 | 舞鶴商工会議所 常議員 | 一盛 広樹 |
産業界 | 一般社団法人舞鶴観光協会 会長 | 齋藤 友幸 |
まちづくり団体 | 舞鶴自治連・区長連協議会 副会長 | 福本 清 |
まちづくり団体 | 公益社団法人舞鶴青年会議所 | 門中 雄一郎 |
懇話会 | 開催日 | 内容 |
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第1回 | 平成27年10月9日 | 現状・課題の共有、意見交換 |
第2回 | 平成27年11月17日 | 整備及び施設配置の方向性について |
第3回 | 平成28年2月24日 | 提言書の素案について |
第4回 | 平成28年3月18日 | 提言書について |
平成28年度
平成29年度
平成30年度以降
舞鶴市企画管理部企画室企画政策課
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