あしあと
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環境省が、平成20年7月に環境問題が主要議題の一つとして開催される北海道洞爺湖サミットにちなみ、水環境保全の一層の推進を図ることを目的に、地域住民等が主体的かつ持続的に水環境の保全活動に取り組んでいるものを、昭和60年に選定した「名水百選」に加え、新たな名水、「平成の名水百選」を選定したものです。
湧水に対する地域での保全活動の取り組み内容などが評価され、舞鶴市からは、「大杉の清水」、「真名井の清水」の2か所が評価され選定されました。
【湧水の概要】
舞鶴市の東端・霊峰青葉山の山間に開けた杉山集落にある大杉神社の祠付近から湧き、季節に関わらず11℃の水温を維持する良好な水質の名水です。
杉山集落では、この湧水を生活用水、かんがい用水など幅広く利用しており、この湧水抜きには集落は存立しないほど生活に溶け込んでいます。
このため、杉山集落では、かねてから湧水を保全するため、住民総出で環境保全活動に取り組んでこられ、平成17年からは、市街地住民も加わり「NPO法人名水の里杉山(別ウインドウで開く)」を組織し、この湧水の自然環境を保全するとともに、湧水の保存・活用による様々なむらづくり事業を進められています。
湧水地の全景(大杉神社)
【所在地】
舞鶴市字杉山(地図(別ウインドウで開く))
大杉神社の祠下から湧き出る清水
集会所前に設置された水汲み場
大杉神社横の水汲み場
杉山地区の棚田の風景
【湧水の概要】
伊佐津川の伏流水が公文名や七日市地区で湧き出しているものといわれています。
江戸時代には「御水道(おすいどう)」と称されて、田辺城内に引き込まれ、田辺藩の生活用水として利用されていました。湧水池周辺には今でものどかな田園風景が残されており、地元自治会により毎年定期的に「御水道掃除」といわれる清掃保全活動が行われています。
また、JR西舞鶴駅前にある新世界商店街、マナイ商店街においては水汲み場が設けられ地元住民の生活に溶け込んでいます。
湧水池の様子
【所在地】
舞鶴市字公文名・七日市(地図(別ウインドウで開く))
JR「西舞鶴駅」下車
京都交通バス(真倉行き)「城南中学校前」下車
徒歩5分
湧水水路
湧水池の下流
新世界商店街の水汲み場
マナイ商店街の水汲み場
今回、平成の名水百選に選ばれた「大杉の清水」、「真名井の清水」は、本市が2008年2月に発行した「舞鶴の守りたい自然~自然環境データブック~(別ウインドウで開く)」に掲載しております。ぜひご覧ください。
舞鶴市役所市民環境部生活環境課
電話: 0773-66-1005
ファックス: 0773-62-9891
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