あしあと
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舞鶴ふるさと発見館(郷土資料館)だより pdf版
江戸時代末期の御殿雛
3月は恒例のひな人形を展示します。写真のひな人形は御殿雛といわれ、江戸時代末期のものです。そのほか、明治時代や昭和時代のおひなさまも同時に展示します。
人形はおひな様の原形とも言われています。浦入遺跡は現在火力発電所のある浦入湾沿岸の遺跡で縄文丸木舟などが出土しています。人形の出土した地点は浦入湾の最も奥まった地点で奈良時代から平安時代の製塩炉跡や鍛冶炉跡が多数出土した地点の浜辺です。展示の人形は55.5cmもあり頭部や肩、腰、足などの造形がわかります。古代の人々はこのような人形にケガレを移して流すという風習があったといわれており、これがおひな様の原形だという説もあります。
浦入遺跡出土の「笠百私印」刻印製塩土器支脚
今では「加佐」というと由良川地域をさしますが、古代から舞鶴全体を「加佐」と呼んできました。「笠百私印」は浦入遺跡から出土した平安時代(850年頃)の製塩土器(海水から塩を作るための土器を上にのせた支脚)に刻まれた印影です。古代から実力者笠氏がいたことを証明するこの印について解説します。
日時 3月19日(日)13:30~14:30
場所 舞鶴ふるさと発見館展示室(入館料100円必要、市内学生無料)
天台南谷遺跡の経筒出土状況
【3月26日(日)まで展示延長します】 経塚は平安時代末期から江戸時代初期にかけてお経などを土に埋めた物です。これは釈尊(しゃくそん)が亡くなってから56億7千万年後に弥勒(みろく)が生まれて人々を救済すると信じられており、それまで仏とつながるために行われました。市内各地で発掘された中世の人々の祈りのかたちをご覧ください。
月岡芳年画「浦島之子帰国従竜宮城之図」
糸井文庫コーナーでは毎月テーマを決めて糸井文庫の浮世絵を紹介しています。今月は「旅立ち」をテーマに選びました。3月は卒業式。たくさんの別れがあります。しかしそれは旅立ちの時でもあります。頼光と四天王、浦島太郎、対王丸(づしおうまる)の旅立ちをご覧ください。
お問い合わせは
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
電話:0773-75-8836
ファックス:0773-77-1314
(受付時間9:00~16:30)住所:舞鶴市字南田辺1番地
(ゆうさい会館(西総合会館)1階北側)
展示室入場料:大人100円、市外学生50円
サロンスペース:無料
休館日:6(月)・13(月)・20(月)・22(水)・27(月)
郷土資料館位置図
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
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