あしあと
昭和のはじめ、京都府の北部で茶業を広めようと調査したところ、舞鶴に流れる由良川流域の気候が京都府内の宇治川流域の気候に類似しており、また土壌も宇治川沿岸と同じ砂質土壌であったため、昭和11年に京都府の指導茶園の一つとして、由良川沿いに位置する八田地区で1ヘクタールの茶園造成が行われました。これが現在の舞鶴茶の基礎となりました。
戦時中には食糧増産のため、茶園と茶工場を海軍に接収され、舞鶴の茶業は一時衰退したものの、戦後になると養蚕業に代わる産業として再び茶が注目されはじめ、昭和24年頃から加佐地区で茶園が造成されるようになりました。その後、個人や共同の製茶工場が建設されたことにより、茶業が大きく発展を遂げました。
現在の栽培面積は、10.8ヘクタール。茶種は玉露とてん茶を中心に生産されています。
舞鶴のお茶は由良川沿いに広がる茶園を中心に栽培されており、由良川流域の砂質の土壌と豊かな自然環境のもとで育ったお茶は、葉薄で、濃度感のある透き通るようなきれいな水色(すいしょく)をしています。そしてしっかりと熟成された高級茶の「玉露」は、玉露特有のまろやかなうま味が魅力です。
第77回の全国茶品評会において、産地賞の「かぶせ茶の部」で第1位を受賞しました。(※かぶせ茶とは・・・よしず棚などで茶園を覆い、直射日光を避けてうまみを増し、苦みを抑え育てた高級茶のことです)
◎舞鶴市の茶畑
◎舞鶴市のお茶
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