あしあと
PDF版 舞鶴市郷土資料館だより6月号
資料館だより6月

「化け猫」
今月の一品は与謝蕪村の『妖怪絵巻』です。当館で展示するのは、昭和3(1928)年に大阪の実業家北田彦三郎(雅号紫水)が刊行した復刻版です。『妖怪絵巻』はもともと与謝蕪村が滞在した宮津の見性寺の欄間に張られていたと伝わっていますが、原物の所在は不明となっています。
絵巻には7つの図が描かれており、当館の展示ケースでは一挙にお見せできない長〜い作品です(341.5cmあります)。よって6月と7月にわたって、ご覧いただける妖怪たちを入れ替えながら展示します。なお企画展開催のため、妖怪絵巻は7月20日(月・祝)までの展示となります。
日時:令和8年6月14日(日)13:30 ~ 14:30
場所:舞鶴ふるさと発見館展示室にて(参加者は入館無料)
申込:電話で郷土資料館【0773-75-8836】へ
今月は与謝蕪村の「妖怪絵巻」を紹介します。江戸時代中期の俳人与謝蕪村は俳画でも有名です。また松尾芭蕉にあこがれて各地を放浪する間に、さまざまな妖怪譚を伝え聞いたようです。肝試しにはちょっと早いですが、妖怪の話をどうぞお楽しみください。
郷土資料館では入口のサロンスペースに季節にあわせた資料を展示して皆様をお迎えしています。
サロンスペースの展示は無料ですので西支所や西公民館などにお越しの際はお気軽にお立ち寄りください。
6月といえば梅雨ですね。今月のサロンスペースでは和傘づくりの道具を展示します。「弁当忘れても傘忘れるな」で知られる舞鶴も近年雨の降り方が変わってきました。しかしやはり6月は梅雨の季節にかわりありません。
和傘は、昭和35(1960)年頃まではまだ一般に使われていました。その後どんどん洋傘に変わり、今では撮影用ぐらいにしか使われていません。また、竹と和紙で作る和傘は細かい工程が多く当時はすべて手作りでした。今では珍しい和傘作りの道具をご覧ください。
竹で作った輪っか状の道具(すべこみ)
傘作りで使う刷毛
糸井文庫は岩滝町出身の糸井仙之助氏が多年にわたり収集した丹後地方に関連のある錦絵・書籍・古文書などを含んだ2,200点におよぶ郷土資料です。ふるさと発見館の糸井文庫コーナーではコレクションの約200点の浮世絵を月替りのテーマに沿ってご覧いただけます。
今月は糸井文庫の約200枚の浮世絵の中から「小鬼」たちを探してみました。子鬼が登場するのは、皆さんもよくご存知の鬼の首領・酒呑童子を描いた作品です。酒呑童子に従う小鬼たちの姿は、どこかユーモラスで愛嬌があります。
しかし子鬼ファンには残念なことに、酒呑童子伝説の同じ場面を描いた作品であっても、従者を「人間の姿」で描く絵師も多く、子鬼が登場する作例はそれほど多くありません。今月は、同場面を描いた歌川派の絵師たち(国芳・芳員・芳艶)による作品を同時に展示します。絵師によって異なる表現を、ぜひ見比べながらお楽しみください。

「丹波国大江山之図」 絵師:歌川芳艶
糸井文庫(舞鶴市指定文化財)
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
TEL 0773-75-8836 FAX 0773-77-1314
〒624-0853 舞鶴市字南田辺1番地
(舞鶴西総合会館 1階 北側)
開館時間 9:00~17:00(最終入館16:30まで)
展示室入館料:大人100円 学生50円
(未就学児と舞鶴市内に居住または通学する学生は入館無料)
サロンスペース:無料
1日(月)8日(月)15日(月)22日(月)29日(月)

【アクセスマップ】
西舞鶴駅から徒歩約10分
舞鶴市役所生涯学習部歴史文化まちづくり課
電話: 0773-66-1063
ファックス: 0773-62-9891
電話番号のかけ間違いにご注意ください!