あしあと
ソーシャルサイトへのリンクは別ウィンドウで開きます
PDF版 ふるさと発見館(郷土資料館)だより 9月号
国の新型コロナウイルス特措法に基づく「緊急事態宣言」の発出を受け、8月20日から9月12日まで休館させていただきます。開館いたしましたら、感染予防対策として消毒・マスク着用・ソーシャルディスタンスにご協力ください。また、体温計測、来館者名簿への記名をお願いしています。皆様のご理解とご協力をよろしくお願いいたします。
展示室のまつりコーナーでは、舞鶴のまつりを約9分で紹介するビデオを見ることができます。新型コロナウイルス感染予防対策のため、まつりの中止が相次いでいますが、収束後にはまた復活したいものです。
千歳天満宮の振物(ふりもん)衣装
振物は太刀振(たちふり)とも言われる舞鶴を代表する伝統芸能で、幼児から成年まで2人1組で剣や棒の型を披露します。中でも、吉原地区の太刀振は、江戸時代初期から行われていた城下町の産土神朝代神社の祭礼行列の先頭を飾っていました。これは、細川幽斎の田辺籠城戦で活躍したことを記念して始まったといわれています。江戸時代には舞鶴123ヶ村のほとんどの村で行われていたとみられていますが、現在は上記の吉原が4年に一度奉納する他、蒲江地区や平地区、河辺地区などで伝承されています。同じ舞鶴市内でも東地域は若狭の影響を受けており、少しずつ異なることも見どころです。また、宮津などは総振りですが、舞鶴のような一騎打ちのスタイルは迫力があります。
平野屋町の太神楽櫓
この太鼓櫓は朝代神社の祭礼で平野屋町が出すものです。江戸時代に描かれた「朝代神社祭礼絵巻」にもそのまま描かれています。ブドウ柄の蒔絵(まきえ)が施された太鼓は、幕末の動乱で、藩に陣太鼓として召し上げられたものが、また返ってきたのだそうです。
今年は明治34年海軍舞鶴鎮守府が開かれて120年になります。太古から海と共に生きてきた舞鶴が、現在の形になったのはこの鎮守府開庁によります。さらに、今年は近代海図150周年にもあたることから、海上保安庁第八管区海上保安本部と合同で下記の企画展を開催します。海図からみた鎮守府の変遷も御覧ください。
海上保安庁 海図150周年・舞鶴鎮守府開庁120周年記念特別企画展
「鎮守府がやってきた!―海の地図と伊藤雋吉と海軍と」
期間;令和3年(2021)10 月2日(土)~10月31日(日) 9:00~17:00
(2日のみ10時テープカット後)
場所;赤れんがパーク 3号棟(智恵蔵)企画展示室
展示内容;海図で見る舞鶴鎮守府(舞鶴港)の変遷や、水路局(のち水路部:海図を作る部署)発足と鎮守府開庁に関わった舞鶴出身伊藤雋吉(としよし)の紹介と鎮守府開庁、新市街地建設資料の紹介。
伊藤雋吉(としよし)写真
舞鶴鎮守府開庁120年ロゴマーク
海上保安庁 海図150周年・舞鶴鎮守府開庁120周年記念特別企画展チラシ
鎮守府が開庁したのは10月1日です。9月から11月にかけて、シンポジウム、講演会、展覧会など様々な催しが企画されていますので、コロナウイルス感染症防止対策に留意しておでかけください。
お問い合わせは、
舞鶴ふるさと発見館(舞鶴市郷土資料館)
TEL:0773-75-8836 (受付時間9:00~16:30)
FAX:0773-77-1314
住所:舞鶴市字南田辺1番地 (ゆうさい会館(西総合会館)1F北側)
展示室入場料:大人100円、市外学生50円
サロンスペース:無料
休館日:9月1(水)~・13(月)・21(火)・22(水)・24(金)・27(月)
舞鶴市役所生涯学習部文化振興課
電話: 0773-66-1019
電話番号のかけ間違いにご注意ください!